紹介
青年公園は台北市とその周辺市の総合的・開放的な公園で、本市の萬華区西側に位置します。東は国興路、西は青年路、南は水源路、北は青年路に面し、面積は24.44ヘクタールに達します。この場所は元々、日本統治時代に兵士の訓練場だったのが空港に変わったものです。本市の南端という立地、北端の松山空港との対比から南空港と呼ばれていました。1953年には台北カントリークラブと国防部が共同で台北ゴルフ倶楽部を設立しましたが1974年の青年節、政府の指示によりゴルフ場は台北市政府の管理下におかれて青年公園が建設されることになりました。同年10月に正式に管理を引き継ぎ、1977年に建設工事が完工して台北市民のレジャーに適したスポットとなりました。園内の設備は整備され、草木は綺麗に生い茂っています。国興路沿いにゴルフ場、水源路沿いに8つのプール、公園の南側に6面のテニスコート、プールがある建物の中にはビリヤード室などの運動施設があります(有料)。無料で使える運動レジャー施設として、バスケットボールコート、バドミントンコート、野球場、スケート場、壁打ちテニス練習場、屋外運動場が園内に点在しています。このほか、盆栽館、閲覧室、視聴覚教室、野外音楽ステージ、警備室など社会教育サービスを皆さんに提供しています。各施設以外にも公園の景観や緑化設備が配され、植栽の分布が公園美化を構築する主軸となっています。公園の正門入口にある放射線状に配された花壇には、美しい花々(ホウセンカ、ケイトウ、サルビア、クフェア、クレオメ、デュランタなど)が植えられています。その後ろにはツツジ、ピラカンサ、ヘンヨウボク、イヌマキ、イクソラ・コッキネアなどの灌木が植えられていて、公園のあちらこちらで色とりどりの美しい花々を見ることができます。
園内中央広場の芝生は一面青々としていて、その周りではガジュマルの木が緑のトンネルを作っています。この緑の海を遠くから眺めていると、まるで森林浴をしているかのようで体と心のバランスが整えられます。芝生のそばには針葉樹(ナンヨウスギ)が広く植えられていて、朝は多くの市民が健康のためにここで体を動かしています。芝生エリアの後ろ側は水路があり、園内の東北側の九曲橋へとつながっています。池の両側には水草が並び、その間には噴水もあって綺麗な景観となっています。また、園内野球場の東側にはフウの木が林をつくっていて、毎年落葉の時期はフウの葉一枚一枚が冬の絶景の一つになります。公園の四方に植えられたツツジは春になると色鮮やかに咲きほこり、公園に彩りを添えます。このほか、公園内にはあちらこちらに喬木、灌木、芝生と花壇や、ベンチ、あずまや、健康歩道、彫刻などが配置されています。園内の道は広く平坦で見どころも多く、素晴らしい大型総合公園と言えるでしょう。
青年公園の面積は広く設備も整っており、市民の皆さんに憩い、運動、社会教育、リハビリ機能を提供しています。若者からお年寄り、ハンディキャップのある方も健常者の方もそろってぜひご利用ください。美しい公園には、綺麗な風景を造るほかにも皆さんの協力が必要です。物を大切にする気持ちを忘れずにご利用ください。市政府が造り上げた成果を一緒に楽しみましょう。