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描かれた台湾の美-水墨行者・何木火彩墨展

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発表日:2016-11-29

更新日:2016-12-30

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描かれた台湾の美-水墨行者・何木火彩墨展
イベント日時
2016.11.25 - 2017.01.02
主催機関
国立歴史博物館
場所
台湾台北市中正区南海路49号
描かれた台湾の美-水墨行者・何木火彩墨展

2016.11.25 - 2017.01.02
展覽場所:四階展場
住所:国立歴史博物館 台北市南海路49号

何木火先生は、字(あざな)を世懐、号を「水墨行者」といいます。1958年、台中県大里市竹子坑の農家に生まれ、幼い頃から絵画に優れた天分を表していた氏は、近代書画の巨匠、井松嶺教授に師事して絵を習い始め、そこで水墨画の山水の配置、皴法という画法やぼかしの手法などの技を身に着けました。
その一方で、氏は、伝統の中に変化や革新を求め、潑墨(はつぼく)や重彩、写意(しゃい)、抽象といった多くの表現手法を取り入れて、水墨に新たな命を吹き込みました。

幼い頃から農村で育ち山林に親しんできた何氏は、山水や自然を主たる題材として作品を生み出して来ました。台湾の大地を歩き、山川の秘境を訪ね、ゆっくりとキャンバスに向かい墨筆を走らせて、美しい山水への感動と讃嘆を描き出し、気迫に溢れ、観る者を震撼させる奥深い大作に仕上げて行くのです。何氏の作品は、郷土への強い想いと、この台湾という土地に対する深い愛情に満ちており、自然の一木一草でさえも、その筆にかかると、この上なく心動かされるものに変わります。高く秀麗な山であれ、かすかにたなびく薄雲であれ、勢いよく落ちる滝であれ、或いは木に絡まりついた藤であれ、どれも皆、命あるものの如くに活き活きと描かれています。そのため、観る者は、あたかも画中の風景に入り込んだかのように、自然の息遣いや温度、湿度を感じることができます。

何木火氏は、絵画に対するとても深い造詣を持ち、台湾の芸術界で活躍しています。当館は、絵画芸術を次代に受け継ぐことを使命としてきましたが、芸術の火を絶やさないために、何先生の近年の素晴らしい作品60余幅を一堂に集めて整理し、その全てを皆様にご覧頂くことにしました。この芸術との出会いをきっかけに、何氏の人生や創作観だけでなく、その絵筆の運びに芸術家の趣向や芸術的な思考を感じ取り、台湾の美を深く感じて頂けましたら幸いです。

http://www.nmh.gov.tw/jp/exhibition_2_1_22_820.htm

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