紹介
新店渓の両岸に立ち並ぶ高低さまざまなビルに囲まれた緑草の側を自転車で走り抜け、馬場町の自転車道を過ぎると「馬場町紀念公園」。ここは新店渓のほとりと青年公園に面する公園エリアです。
台北市政府は、かつて軍用地であったこの地を、多方面との折衝を経て「馬場町紀念公園」として整備し、周辺の華江雁鴨公園と中正河浜公園が完成したことにより、萬華区に広大なレジャースポットが誕生しました。
馬場町の早朝には清新な美しさがあります。河岸に設けられた階段は日の出観賞に最適で、視界が広く、曙光が水面に映える光景が眺められます。晴れた日には、彼方にそびえる台北101ビルの側から太陽がゆっくりと昇る姿が見渡せ、雲の切れ目から新店渓に射す陽光が水面を黄金色に輝かせる絶景が体験できます。
馬場町紀念公園内には盛り上がった塚があり、塚の前の碑文にはこう書かれてあります。「1950年代に社会正義と政治改革を追求した熱血の志士が戒厳令の下で逮捕され、この塚の付近で銃殺されました。現在では、犠牲者を追憶し、史実を伝えるために馬場町刑場の塚として保存され、無数の犠牲者の英霊を追悼し、後世の人々が瞑想して冥福を祈る場所になっています」