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蒋渭水記念公園

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発表日:2016-11-24

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蔣渭水記念公園
蒋渭水記念公園は蒋渭水氏が台湾の近代民族運動で見せた奮鬥の精神を記念するために設けられました。彼の一生の事蹟はすべて大稲埕地区と緊密に結びついているため、大稲埕の錦西公園が蒋渭水記念公園と改められました。
 
当初、大稲埕で医師として活動していた蒋渭水氏は、日本統治時代に知識人を社会活動に導きました。台湾で最初の文化組織を創設しただけでなく、台湾人による初の新聞や初の政党、さらに初の労働組合を起こすなど積極的に活動していました。このため、公民運動のリーダーと称せられ、またの名を「台湾の孫文」とも言います。
 
記念公園に入ると、前方に蒋渭水先生の銅像と生涯を紹介した展示が見えます。蒋渭水文化基金会の蒋朝根執行長によれば、「蒋渭水記念公園は渭水氏が反植民地運動の根拠地とした大稲埕にあります。渭水氏の銅像は片手に医者のカバンを持って台湾を治療しようという意味が込められています。もう片方の手には獄中で読んでいた書籍を持っています。監獄は彼にとって政治を研究する場所でした。本の上の毛布は渭水先生が常に台湾のために入獄する決意を固めていたことを表しています」とのことです。
 
そばには玉山の形をした台湾民衆党記念碑があります。蒋朝根氏はその由来をこう説明しています。「1925年8月26日、渭水先生は『暮れの太鼓、明け方の鐘』と題した文章を発表しました。そのなかで太鼓を新高山、すなわち、今の玉山の頂上に持って登り、これを打ち鳴らし、360万の台湾人を覚醒させ、台湾の維新事業を始めようと呼びかけたことに由来します」。
 
公園の後方には記念のアーチが設けられており、蒋渭水先生の生涯や画像の解説があります。アーチの外観は大稲埕のバロック風建築を表現しており、そこに彼の名言である「同胞よ、団結せよ。団結こそ真の力だ」という言葉がはめ込まれています。彼が短い人生の中でもたゆまず堅持してきた台湾精神が十分に伝わってきます。

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