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士林官邸は、日本統治時代には「士林園芸試験分所」で、1950年に改築が終わって、当時の蒋介石総統と宋美齢夫人が住み込んだため、官邸と呼ばれるようになりました。2005年の初め、士林官邸本館は国定古跡に指定されています。

ここは1996年に一般開放されてから、台北市の生態公園になっています。バラ園では数多くの種類のバラが植えられており、毎年3月から4月にかけてバラ展が開かれ、たくさんの花好きが集まります。また、季節によって、蘭展、菊展も開かれますので、花を愛する人、園芸の好きな人にとっては見逃せません。いつも、心をなごませてくれる花が咲き乱れています。

ここで花と同じくらい重要な意味をもつのが、官邸内の凱歌堂です。蒋介石と宋美齢が毎週日曜日に礼拝を行っていたところです。蒋家には好奇心をそそられるエピソードが多く、しかも凱歌堂のまわりにはきれいな花が華麗に咲き誇ることから、新婚さんの結婚写真撮影のメッカになっています。