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光の古跡再現で時空の旅 2017台北ランタンフェスティバルの見どころ よみがえる西本願寺

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発表日:2017-01-27

更新日:2017-03-03

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光の古跡再現で時空の旅 2017台北ランタンフェスティバルの見どころ  よみがえる西本願寺
中華路に位置する西本願寺跡が、今年の台北ランタンフェスティバルでよみがえります。光と影の演出で、昔日の風格が再現されます。また、芸術家の陳愷璜がデザインした街中の「光の美術館」という表現方法は、今年の台北ランタンフェスティバルの大きな特色である伝統×創造と重なり、これまでのランタンフェスティバルのイメージを覆し、台北西区の「ウエストサイドストーリー」を伝えます。

台北市観光伝播局の簡余晏局長は、「今年の台北ランタンフェスティバルは10名以上のアーティストを招き、期間中、台北西区を大型の街角劇場にします。中でも、台北芸術大学芸術跨域研究所の陳愷璜教授は、焼失した古跡、西本願寺跡に「我們的時光」(僕らの時間)と題し、かつての本堂と御廟所を再現し、観衆に西本願寺の昔の姿を伝えます。現在、古跡建築の主要構造部はすでに完成しており、ランタンフェスティバルの開催を待って、光と影で昔の優美な寺院の姿が再現されることになります」と話します。

簡余晏局長によれば、西本願寺が1975年の大火で焼失した後、台北市民は、西本願寺や西門、中華商場などを含む西門地区の歴史の復元に高い期待を寄せてきました。今回のランタンフェスティバルでは、芸術家のワザによって、再び西本願寺の姿を観ることができます。これは私たちがかつての台北をよみがえらせる努力の始まりでもあります。

京都の文化財「西本願寺」と同名の台北西本願寺は、激動の歴史を持ちます。現在中華路一段の西側、長沙街と貴陽街の間に位置する西本願寺の建築群は、かつて正式名称を「浄土真宗本願寺派台湾別院」といいました。二世紀前に始まった台北布教所は1901年に「台北別院」となり、現在の地に寺院が建てられました。1923年に御廟所と鐘楼が完成、1924年に住職の宿舎「輪番所」が完成、1932年に台北別院本堂が正式に落成しました。

第二次世界大戦の収束後、国民政府は日本から台湾を接収し、西本願寺の建物の一部を理教公所、もう一部分を警備総部所として使用しました。二二八事件後は、一部の政治犯罪者がここに拘禁されました。1975年、本堂を含む、一部の建物が火災に見舞われ焼失し、鐘楼と樹心会館だけが残りました。2006年に台北市政府が市定古跡に指定し、焼失した輪番所、參道、本堂、御廟所などの遺跡は歴史建築となりました

光の古跡再現で時空の旅 2017台北ランタンフェスティバルの見どころ  よみがえる西本願寺

陳愷璜教授のチームが今回のランタンフェスティバルの黄身エリアで展示する作品「我們的時光」は、すべてリサイクルによるエコ材料で作っています。西本願寺跡に、1923年建立時の日本式寺院が再現され、もとの姿がよみがえります。この光と影による古跡復元プロジェクトが観られるのは、今年の台北ランタンフェスティバルの「黄身エリア」です。西本願寺周辺区域を展示範囲とし、園内のライトアップによって、古跡の建築としての美を浮き上がらせます。また、街中の「光の美術館」と化し、これまでのランタンの印象を打ち破るとともに、歴史建築に対する、さまざまな文化、芸術のイメージを抱かせ、まったく新しいアートランタンの宴を楽しませてくれます。現在、作品の主要構造部はすでに完成しており、ランタンフェスティバルの開催を待って、光と影により優美な寺院の姿が再現されることになります。

2017台北ランタンフェスティバルのテーマは「ウエストサイドストーリー、台北グローリー」。9日間に渡るイベントで、台北西区の栄光の歴史と物語を伝えます。見所いっぱいのプログラム、ランタン鑑賞情報は2017台北ランタンフェスティバル公式サイトでご確認ください。お知らせは順次更新中です。こまめにチェックして、忘れがたい台北ウエストサイドのお正月イベントを一緒に楽しみましょう。

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