発表日:2020-12-15
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TAIPEI #22 (2020 冬季号)
お茶で一息、猫空での優雅な1日
文 / Adam Hopkins 編集 / 下山敬之
写真 /jhecking、MyTaiwanTour、台北市立動物園、sky912745
▲猫空ロープウェイからは溢れる木々の緑の中に台北の街並 みが見えます。(写真 / jhecking)
台北市文山区(ウェンシャンチュー)にある猫空(マオコンは、かつて台北最大のお茶の産地でした。現在でも栽培は続いていますが、最近ではお茶文化の中心として人気を集めていて、好みのお茶を探すために訪れる人が増えています。
当地のお茶の栽培は19世紀末に中国の福建省、特にお茶の栽培地であった安渓地区からの移民によって始まりました。20世紀初頭、猫空はウーロン茶と鉄観音茶の巨大な生産地で、栽培された茶葉は世界に輸出されていました。現在でも年間60トン以上のお茶が生産されていますが、そのほとんどは猫空の高台に広がる茶芸館で消費されています。
▲猫空に着いたら茶館で一服し、都会の喧騒を忘れましょう。(写真 / MyTaiwanTour)
空へ旅行する際はアウトドアも楽しめます。近くにある台北市立動物園では、パンダやマレーバク、センザンコウといった世界的にも珍しい動物やその赤ちゃんが観賞できますし、ロープウェイに乗ると豊かな緑と広大な茶樹に囲まれた風景を楽しみながら猫空まで移動できます。
お茶に精通した人、人気のお茶を求めている人、旅行で台北を訪れた人にとって猫空は理想的な場所です。特に西門町や永康街(ヨンカンジエ)、信義区(シンイーチュー)のようなにぎやかな場所から離れたい人に最適な憩いの場と言えます。猫空へ行く際のおすすめルートは次のとおりです。
ルート:
台北動物園[MRT台北動物園駅]→徒歩5分→猫空ロープウェイ[猫空ロープウェイ台北動物園駅]→所要時間30分→猫空ロープウェイ[猫空ロープウェイ駅]
各種料金
*「北北基おもしろカード」をお持ちの方は割引が受けられます
* 毎月第一月曜日は運行しますが、それ以外の月曜日はメンテナンス日です。
動物の赤ちゃんに出会える台北動物園
この動物園は日本統治時代の1914年に設立され、円山動物園の通称で親しまれていました。現在では165ヘクタールの敷地面積に加え、アジアやアフリカ、オーストラリアから集められた動物と約130種の鳥が飼育されるアジア最大の動物園の1つになりました。
施設内は熱帯雨林や砂漠地帯、爬虫類の家、ペンギン館とコアラ館などに分かれていて、アジア以外ではほとんど見られない動物が数多く飼育されています。他にもタイワンツキノワグマやタイワンカモシカなど台湾にしか生息していない種が見られるコーナーもあります。最近ではマレーバクやセンザンコウが赤ちゃんを出産したこともあり、こうしたかわいい動物が出演するショーは大変人気です。
▲数多くの希少動物が飼育されている台北動物園では、つい最近 やマレーバクの赤ちゃんが生まれました。
また、台北動物園といえばパンダですが、現在は円円(ユアンユアン)と団団(トゥアントゥアン)の間に産まれた2番目の赤ちゃん円宝(ユアンパオ)に注目が集まっています。円宝は6月に生まれたばかりで、2021年1月1日から一般公開されます。円円と団団は、2008年に中国の四川省からやって来たパンダで、2013年には最初の子どもである円仔(ユアンザイ)が産まれています。
パンダは繁殖率が低いことから、自然界には約2,000頭しか生息していないと言われています。そのため、台北動物園で2頭のパンダが生まれたことは大変貴重です。そうした背景もあってパンダのコーナーには最も多くの人が集まります。
パンダは繁殖率が低いことから、自然界には約2千頭しか生息していないと言われています。そのため、台北動物園で頭のパンダが生まれたことは大変貴重です。そうした背景もあってパンダのコーナーには最も多くの人が集まります。
▲2020 年 6 月に生まれた赤ちゃんパンダの円宝は 2021年に一般公開されます。
台北動物園
🔗 www.english.zoo.gov.taipei
🕑 平日9:00 ~ 17:00(最終入場16:00)
休日8:30 ~ 17:00
*展示内容や開放間帯は季節や休日によって変わります。
環境にやさしい猫空ロープウェイ
猫空まで行くなら楽しく、環境にも優しい猫空ロープウェイがおすすめです。ロープウェイはMRT台北動物園駅の隣から猫空まで通じていて、中間の動物園南駅と指南宮(ジューナンゴン)駅を含めると合計4つの駅があり、全長は4kmほどとなります。
現在稼働しているのは大型のケーブルカーで、8人乗りの通常キャビンと床が透明ガラスになっている5人乗りのクリスタルキャビンの2種類です。運賃は台北動物園から猫空まで120台湾ドルですが、子供2人分までが無料になる割引チケットもあるのでお子様連れの方はそちらを利用しましょう。
このロープウェイは、緑豊かな高台に到着する間に台北101が遠望できるなど新たな視点で台北を見ることができる設計になっています。所要時間は片道20~30分ほどで、悪天候の場合には運航を休止する場合があります。
猫空で豊かな緑を楽しむ
茶畑や草木が生い茂る猫空は、新鮮な空気と緑に囲まれた理想的な場所です。また、北の陽明山、西の林口台地、南東の雪山山脈の尾根からなる台北盆地の端に位置しています。そのため、晴れた日には高台から台北市の景観がはっきりと見え、ゆったりとした雰囲気の中で優雅な1日が楽しめます。
猫空はハイカーにもおすすめで、国立政治大学付近から猫空に通じる飛龍歩道という山道があります。他にも六季香茶畑に併設された茶芸館、邀月茶坊(ヤオユエチャーファン)といったお店も人気です。どちらも地元で栽培された鉄観音茶とウーロン茶を豊富に取り扱っています。六季香は猫空の渓谷と茶樹の景色が、小川の近くにある邀月茶坊は林にひっそりと隠れた非日常的な雰囲気が魅力のスポットです。
邀月茶坊
🏠 文山区指南路三段 40 巷 6 号
🕑 年中無休
六季香
🏠 文山区指南路三段 34 巷 53 - 1号
🕑 10:00 ~ 0:00 ( 日曜 - 木曜 )
10:00 ~ 3:00 ( 金曜、土曜 )
すばらしい台北の夜景
猫空は夜になると高台からの眺望も一層美しくなりま す。眺めが素晴らしい人気スポットは、樟山寺 (ジャンシャンスー)と指南宮です。こ の他にも田寮橋(ティエンリャオチャオ)や猫空ロープウ ェイ乗り場は台北のイルミネ ーションが楽しめるので足を運んでみてください。
都会ならではライトアップされた台北の街並みは一見の価値がありますし、ランドマークである台北は特に美しく、その存在感を示しています。
貓空のチェックインスポット:
猫空ロープウェイ乗り場の右上のプラットフォーム、田寮橋、春茶鄉駐車場、指南宮 (凌宵寶殿、月老広場)、樟山寺、樟樹歩道 (彩雲亭、晃腳亭、 転転穀倉)、双橡園の道端
▲夜の猫空の山頂からは台北 101と台北の夜景が一望できます。 (写真 / sky912745)
お茶で一息、猫空での優雅な1日
文 / Adam Hopkins 編集 / 下山敬之
写真 /jhecking、MyTaiwanTour、台北市立動物園、sky912745
台北市文山区(ウェンシャンチュー)にある猫空(マオコンは、かつて台北最大のお茶の産地でした。現在でも栽培は続いていますが、最近ではお茶文化の中心として人気を集めていて、好みのお茶を探すために訪れる人が増えています。
当地のお茶の栽培は19世紀末に中国の福建省、特にお茶の栽培地であった安渓地区からの移民によって始まりました。20世紀初頭、猫空はウーロン茶と鉄観音茶の巨大な生産地で、栽培された茶葉は世界に輸出されていました。現在でも年間60トン以上のお茶が生産されていますが、そのほとんどは猫空の高台に広がる茶芸館で消費されています。
空へ旅行する際はアウトドアも楽しめます。近くにある台北市立動物園では、パンダやマレーバク、センザンコウといった世界的にも珍しい動物やその赤ちゃんが観賞できますし、ロープウェイに乗ると豊かな緑と広大な茶樹に囲まれた風景を楽しみながら猫空まで移動できます。
お茶に精通した人、人気のお茶を求めている人、旅行で台北を訪れた人にとって猫空は理想的な場所です。特に西門町や永康街(ヨンカンジエ)、信義区(シンイーチュー)のようなにぎやかな場所から離れたい人に最適な憩いの場と言えます。猫空へ行く際のおすすめルートは次のとおりです。
ルート:
台北動物園[MRT台北動物園駅]→徒歩5分→猫空ロープウェイ[猫空ロープウェイ台北動物園駅]→所要時間30分→猫空ロープウェイ[猫空ロープウェイ駅]
各種料金
| NT60 | 大人 |
| NT30 | 6歳以上18歳未満、または台湾の学生証やISICカードをお持ちの方 |
| 無料 | 6歳未満または障害者手帳をお持ちの方 |
| NT120 | 大人 |
| NT50 | 6歳以上12歳未満の方 |
* 毎月第一月曜日は運行しますが、それ以外の月曜日はメンテナンス日です。
動物の赤ちゃんに出会える台北動物園
この動物園は日本統治時代の1914年に設立され、円山動物園の通称で親しまれていました。現在では165ヘクタールの敷地面積に加え、アジアやアフリカ、オーストラリアから集められた動物と約130種の鳥が飼育されるアジア最大の動物園の1つになりました。
施設内は熱帯雨林や砂漠地帯、爬虫類の家、ペンギン館とコアラ館などに分かれていて、アジア以外ではほとんど見られない動物が数多く飼育されています。他にもタイワンツキノワグマやタイワンカモシカなど台湾にしか生息していない種が見られるコーナーもあります。最近ではマレーバクやセンザンコウが赤ちゃんを出産したこともあり、こうしたかわいい動物が出演するショーは大変人気です。
また、台北動物園といえばパンダですが、現在は円円(ユアンユアン)と団団(トゥアントゥアン)の間に産まれた2番目の赤ちゃん円宝(ユアンパオ)に注目が集まっています。円宝は6月に生まれたばかりで、2021年1月1日から一般公開されます。円円と団団は、2008年に中国の四川省からやって来たパンダで、2013年には最初の子どもである円仔(ユアンザイ)が産まれています。
パンダは繁殖率が低いことから、自然界には約2,000頭しか生息していないと言われています。そのため、台北動物園で2頭のパンダが生まれたことは大変貴重です。そうした背景もあってパンダのコーナーには最も多くの人が集まります。
パンダは繁殖率が低いことから、自然界には約2千頭しか生息していないと言われています。そのため、台北動物園で頭のパンダが生まれたことは大変貴重です。そうした背景もあってパンダのコーナーには最も多くの人が集まります。
台北動物園
🔗 www.english.zoo.gov.taipei
🕑 平日9:00 ~ 17:00(最終入場16:00)
休日8:30 ~ 17:00
*展示内容や開放間帯は季節や休日によって変わります。
環境にやさしい猫空ロープウェイ
猫空まで行くなら楽しく、環境にも優しい猫空ロープウェイがおすすめです。ロープウェイはMRT台北動物園駅の隣から猫空まで通じていて、中間の動物園南駅と指南宮(ジューナンゴン)駅を含めると合計4つの駅があり、全長は4kmほどとなります。
現在稼働しているのは大型のケーブルカーで、8人乗りの通常キャビンと床が透明ガラスになっている5人乗りのクリスタルキャビンの2種類です。運賃は台北動物園から猫空まで120台湾ドルですが、子供2人分までが無料になる割引チケットもあるのでお子様連れの方はそちらを利用しましょう。
このロープウェイは、緑豊かな高台に到着する間に台北101が遠望できるなど新たな視点で台北を見ることができる設計になっています。所要時間は片道20~30分ほどで、悪天候の場合には運航を休止する場合があります。
猫空で豊かな緑を楽しむ
茶畑や草木が生い茂る猫空は、新鮮な空気と緑に囲まれた理想的な場所です。また、北の陽明山、西の林口台地、南東の雪山山脈の尾根からなる台北盆地の端に位置しています。そのため、晴れた日には高台から台北市の景観がはっきりと見え、ゆったりとした雰囲気の中で優雅な1日が楽しめます。
猫空はハイカーにもおすすめで、国立政治大学付近から猫空に通じる飛龍歩道という山道があります。他にも六季香茶畑に併設された茶芸館、邀月茶坊(ヤオユエチャーファン)といったお店も人気です。どちらも地元で栽培された鉄観音茶とウーロン茶を豊富に取り扱っています。六季香は猫空の渓谷と茶樹の景色が、小川の近くにある邀月茶坊は林にひっそりと隠れた非日常的な雰囲気が魅力のスポットです。
邀月茶坊
🏠 文山区指南路三段 40 巷 6 号
🕑 年中無休
六季香
🏠 文山区指南路三段 34 巷 53 - 1号
🕑 10:00 ~ 0:00 ( 日曜 - 木曜 )
10:00 ~ 3:00 ( 金曜、土曜 )
すばらしい台北の夜景
猫空は夜になると高台からの眺望も一層美しくなりま す。眺めが素晴らしい人気スポットは、樟山寺 (ジャンシャンスー)と指南宮です。こ の他にも田寮橋(ティエンリャオチャオ)や猫空ロープウ ェイ乗り場は台北のイルミネ ーションが楽しめるので足を運んでみてください。
都会ならではライトアップされた台北の街並みは一見の価値がありますし、ランドマークである台北は特に美しく、その存在感を示しています。
貓空のチェックインスポット:
猫空ロープウェイ乗り場の右上のプラットフォーム、田寮橋、春茶鄉駐車場、指南宮 (凌宵寶殿、月老広場)、樟山寺、樟樹歩道 (彩雲亭、晃腳亭、 転転穀倉)、双橡園の道端
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