発表日:2021-03-10
1.8万
TAIPEI #23 (2021 春季号)
台北の知られざる隠れ観光スポット
文/Adam Hopkins 編集/下山敬之
写真/Oia Yang、Taiwan Scene、LORE Taipei、Samil Kuo
アジアでも一番の旅行スポットとして人気が急上昇している台湾。台北101や中正紀念堂といった有名スポットから、刈包(台湾ハンバーガー)やタピオカミルクティーのようなローカルフードまで様々な魅力であふれています。しかし、こうしたメジャーな場所や食べ物は多くの人が知っているので特別感がありません。そこで今回はこうした知名度のあるものではなく、台北の隠れた一面や他ではあまり紹介されていない台北の横顔を紹介していきます。
また、場所も郊外というわけではなく台北でも人気の観光地である永康街(ヨンカンジエ)、陽明山(ヤンミンシャン)、艋舺(モンジャ)、西門町(シーメンディン)で、これら有名なスポットにある一風変わった場所をピックアップしました。
▲台北は人気のスポットがたくさんありますが、その陰で旅行者にはあまり知られていないスポットも数多く残っています。
永康街
台北を訪れる旅行者たちに最も人気があるこの通りは、グルメスポットが豊富です。コロナ禍以前は小籠包や牛肉麺、マンゴーかき氷を頬張る外国人旅行者が溢れていましたが、現在 でもその人気はおとろえていません。以前よりも人は少なくなったものの週末には活気があふ れ、若い家族連れが永康公園を訪れる姿などが見られます。
古くは日本統治時代にまで遡るほど長い歴史を持つ永康街には、ラーメン店もあれば日本の影響を残す建築物なども多数存在しています。また、永康街と言えば葱油餅や麺類の屋台とい った食べ物をイメージしてしまいがちですが、実は静かでアーティスティックな一面もあるの です。例えば、スタイリッシュなブティック、モダンな雰囲気のカフェ、トレンドの最先端を いくバーなどなど。昼夜問わず楽しめるこの人気スポットは、東門エリアへ向かう際にはマス トな場所と言えるでしょう。
永康街周辺の隠れ観光スポット
錦安市場昭和町文物市集
その長い歴史から様々な呼び名を持つ錦安市場。永康街の一角にある骨董品売り場をこのように呼んでいます。お店は20軒ほどでビンテージやアンティーク品、中古品などを扱っている他、日本統治時代から残る骨董品も見つかります。商品ラインナップは美術品から家具、文芸品と様々。営業時間は午後1時から午後10時までとなっているので、早朝から出かける必要もなく、観光を楽しんだ後にのんびりと立ち寄れるスポットです。
▲掘り出し物を見つけたい方は台北でも珍しいアンティーク市場である永康街昭和町市へ足を運びましょう。
台北監獄囲墻遺跡
ここはかつて台北刑務所だった場所で現在では壁だけが残っています。場所は永康街の有名店、永康牛肉麵からすぐの金山南路に位置しています。刑務所の外壁は日本統治時代に作られたもので、現存しているのは200mほどの範囲。1895年に日本の刑務所として建造されましたが、戦後は犯罪者の収容所として引き継がれ、1963年には桃園市への移設を開始。刑務所の跡地には現在オフィスビルが建っていますが、南側にあった元日本政府の施設群は今も残っています。
▲金山南路の路上には100年以上の歴史を持つ 台北監獄囲墻遺跡がそびえ立っています。
LORE Taipei (劇場酒吧)
独自のドリンクと没入型シアターを組み合わせたカクテルバー。ショーの題目は民間伝承の物語や人気の童話などで、半年ごとに内容が変わります。お店のテーマは「懐かしさ」で、提供されるカクテルや感動的なショーを通してノスタルジックな気分が楽しめますし、歩んできた人生によって印象が全く異なるパフォーマンスも必見。また、ドリンクメニューもショーと親和性があり、「チェシャ猫:好奇心が猫を殺すことはない」や「華:私の香りはドラッグのように私自身を中毒にさせる」など物語に登場する一節などを文字ったものになっています。その構成の奥深さから一度訪れたら忘れられない思い出ができる場所です。
*お酒は適量を
▲台北の夜を体験するなら没入型のバーであるLORE Taipeiへ足を運び、毎晩行われる様々なパフォーマンスを鑑賞してみてください。(写真/LORE Taipei)
陽明山
台北と新北市の間に位置する陽明山国家公園はハイキングの名所。七星山から大屯山まで東西に延びる約23.8kmのコースは、ハイキングが好きな方なら日帰りでも楽しめます。また、七星山は台北一の休火山でもあるため、硫黄のにおいが一帯に漂っていることも特徴の一つ。
ハイキング以外にも多彩な動植物に触れるなど心躍る体験もできますし、新鮮な空気、豊かな自然に囲まれることで心もリフレッシュできるでしょう。また、他に忘れてはいけないのが 温泉。陽明山の麓にある北投区は世界的に有名な温泉地で、スパも数多くあるのでハイキング 疲れを休めるのに最適です。
陽明山の 隠れ観光スポット
竹子湖黒森林
結婚写真の撮影場所としても人気の高い陽明山の竹子湖黒森林。ここは、コウヨウザンやシダが生い茂る深い森で、木漏れ日が長い影を作ることから「黒森林」という呼び名が生まれました。この神秘的な森は、水車寮歩道と水圳歩徑からも近く、S8とS9のバスを使って簡単に訪れることができます。その際には「風架口」のバス停で下車しましょう。
▲竹子湖黒森林は陽明山の隠れたインスタ映えスポットで、天気のいい日には多くの人が訪れフォトジェニックな写真を撮影しています。
前山公園の公共無料浴場
無料で温泉を楽しみたいという方におすすめなのが、陽明山前山公園にある公共の無料浴場。2014年に改築されたこの公園は生態学的な資源も豊富で、山の景色を楽しみながらハイキングが楽しめるレクリエーションコースもいくつか用意されています。また、最近では若い人たちがフォトジェニックな写真を撮るスポットとしても人気。こちらもバスで移動が可能で、最寄りのバス停は陽明山総站です。
▲陽明山前山公園は完全無料の公共浴場で、ゆったりとした公園の雰囲気と温泉を楽しむことができます。
雲森陶陶での陶芸体験
台北に来て30年になるアメリカ人駐在員が開いた陶芸アトリエ「雲森陶陶」は、陽明山の隠れた秘宝とも言われています。スタジオや展示スペースが設けられているだけでなく、陶芸ワークショップも開催されているので興味がある方は参加してみましょう。ティーポットや花瓶を作るもよし、あるいは上手く作れずに失敗するのもまた一興です。いずれにしても土に触れられるこの体験は、決して忘れられないものになるでしょう。工房では時折アーティストを招き、滞在中にワークショップを開いたり、作品を展示スペースに飾るといったイベントも行っています。
▲陶芸体験ができる雲森陶陶では、多くの人が心を落ち着けながら作品制作に没頭します。(写真/Taiwan Scene)
艋舺 & 西門町
艋舺を訪れた多くの人が立ち寄るのが艋舺龍山寺と華西街観光夜市。西門町へと向かう前にここでショッピングを楽しんだり、西門紅楼の会場で最新のカルチャーに触れることもできます。
また、艋舺は清代(西暦1636 - 1912 年)に生まれた台北でも有数の歴史ある地域です。
特に日本統治時代から第二次世界大戦後の復興期と長きに渡り残り続けている剝皮寮歷史街区エリアは、歩き回るだけでその歴史の深さが感じられます。台北でも最古のエリアである新富町市場では、伝統的な地元料理や古くから伝わるお菓子が販売されているので、歴史ある味を楽しんでみましょう。
艋舺と西門町の隠れ観光スポット
華江(ホァジャン)整建住宅と歩道橋
第二次世界大戦後の都市復興計画の一環でショッピングモールを建設する予定でしたが、後に計画が変更となりロータリーを囲むように住宅が建設されました。元々はショッピングモールの渡り廊下として設計されていた部分が歩道橋となり、ロータリーを跨ぐように各棟を繋いでいます。独特の形をした建築物の中では台北最古のものであることや、階段や歩道橋が複雑に入り組み、巨大な迷路のような形をしていることからミュージックビデオやインスタ映えのスポットとして人気です。伝統文化や歴史的な旧跡が好きな方は、ぜひ艋舺と西門町を探索してみてください。
▲独特なアーチ型の外観や歩道橋が有名な華江整宅は、多くの映画やMVのロケ地となっています。
艋舺清水巌祖師廟
1787年に建立した清水巌祖師廟は台北の三大廟門の一つと言われています。主神は干ばつや疫病から人々を守る清水祖師で、他にも海の女神である媽祖や文学の神である文昌帝も祀られています。日本統治時代には学校としても使用 されていましたし、現在でも教育の大切さを今に伝える地として多くの人から崇拝されている場所です。
▲万華の人たちが集まる小さな寺廟の艋舺清水巌には清水祖師が祀られています。
糖廍文化園区
糖廍文化園区は旧台北製糖所(台湾糖業公司)の建物を修復した場所で、台湾の製糖業の歴史を学ぶことができる重要な文化財です。藩王国時代以前から伝来したとされるサトウキビの製糖業は、第二次世界大戦前から戦後までの台湾経済を支える主要産業でした。現在では製糖所を改装し、屋外には過去から現在に至るまでのサトウキビ農業の様子がわかるインスタレーションアート、かつて運搬に利 用されたトロッコ列車が展示されています。
*糖廍文化園区の室内展示は現在改装中で2021年8月から再開される予定です。それまでの間は屋外にある展示エリアを鑑賞しましょう。
▲糖廍文化園区はかつて製糖業で使用した五分車という鉄道が残っているだけでなく、台湾のサトウキビ農家の生活を知ることができます。
万華林宅
万華林宅はモダンの代表とも言えるスターバックスが入っている万華の古蹟です。1935年に建てられたこの建物は台形型をしていて、全部で4階建て。日本式の赤レンガと釉薬を使わない無釉タイル、伝統的な木造のドアと窓枠は変わらずにその姿を保ち続けています。3、4階部分は、この建物を設計した建築家‧林紅麻に関する工芸品や写真、書類などが展示されるギャラリーとなっている他、4階には礼拝堂も遺されています。
▲60 年の歴史を持つ万華林宅は、台北の古典的な建築によく見られる赤レンガ造りの建築物です。
HANKO 60 (新聲大戯院)
台北一洗練されたスピークイージーと名 高い西門町の HANKO 60の入り口は、ビンテージの映画ポスターや上映時間表に飾られたレトロな映画館といった外観をしています。1930年代には数々の有名な映画館が立ち並んでいた場所にあり、そのデザインは様々な台湾のポップカルチャーを生み出してきた西門町ならではと言えるでしょう。「Movie Street」というカクテルを注文すると映画館の定番ポップコーンが付いてくるのも面白いポイント。友人や恋人とだけでなく、1人でも気軽に楽しめるバーとなっています。
▲スピークイージーのバーであるHANKO 60は古い映画館のような外観をしていて、店内にも赤い照明が使用されています。(写真/Taiwan Scene)
雪王氷淇淋
西門町の古い建物の二階に隠れるようにあるアイスクリーム店の雪王氷淇淋では、一風変わったメニューが楽しめます。チョコレート、ストロベリー、マンゴー味といったスタンダードな味はもちろん、烏龍茶やバジル、バーベキューポーク、豚足、唐辛子、ゴマ和えチキン、高粱酒味と注文をためらうような味まであるので、興味のある方はぜひ注文してみましょう。特に友人などを連れて複数人で来店する際は、他では味わえない変わった味にチャレンジする絶好のチャンスです。
▲雪王氷淇淋は一般的なイチゴ味から独特な豚足味など様々なアイスの開発に取り組み、多くのお客さんに新しい味わいを提供しています。(写真/Samil Kuo)
台北の知られざる隠れ観光スポット
文/Adam Hopkins 編集/下山敬之
写真/Oia Yang、Taiwan Scene、LORE Taipei、Samil Kuo
アジアでも一番の旅行スポットとして人気が急上昇している台湾。台北101や中正紀念堂といった有名スポットから、刈包(台湾ハンバーガー)やタピオカミルクティーのようなローカルフードまで様々な魅力であふれています。しかし、こうしたメジャーな場所や食べ物は多くの人が知っているので特別感がありません。そこで今回はこうした知名度のあるものではなく、台北の隠れた一面や他ではあまり紹介されていない台北の横顔を紹介していきます。
また、場所も郊外というわけではなく台北でも人気の観光地である永康街(ヨンカンジエ)、陽明山(ヤンミンシャン)、艋舺(モンジャ)、西門町(シーメンディン)で、これら有名なスポットにある一風変わった場所をピックアップしました。
永康街
台北を訪れる旅行者たちに最も人気があるこの通りは、グルメスポットが豊富です。コロナ禍以前は小籠包や牛肉麺、マンゴーかき氷を頬張る外国人旅行者が溢れていましたが、現在 でもその人気はおとろえていません。以前よりも人は少なくなったものの週末には活気があふ れ、若い家族連れが永康公園を訪れる姿などが見られます。
古くは日本統治時代にまで遡るほど長い歴史を持つ永康街には、ラーメン店もあれば日本の影響を残す建築物なども多数存在しています。また、永康街と言えば葱油餅や麺類の屋台とい った食べ物をイメージしてしまいがちですが、実は静かでアーティスティックな一面もあるの です。例えば、スタイリッシュなブティック、モダンな雰囲気のカフェ、トレンドの最先端を いくバーなどなど。昼夜問わず楽しめるこの人気スポットは、東門エリアへ向かう際にはマス トな場所と言えるでしょう。
永康街周辺の隠れ観光スポット
錦安市場昭和町文物市集
その長い歴史から様々な呼び名を持つ錦安市場。永康街の一角にある骨董品売り場をこのように呼んでいます。お店は20軒ほどでビンテージやアンティーク品、中古品などを扱っている他、日本統治時代から残る骨董品も見つかります。商品ラインナップは美術品から家具、文芸品と様々。営業時間は午後1時から午後10時までとなっているので、早朝から出かける必要もなく、観光を楽しんだ後にのんびりと立ち寄れるスポットです。
台北監獄囲墻遺跡
ここはかつて台北刑務所だった場所で現在では壁だけが残っています。場所は永康街の有名店、永康牛肉麵からすぐの金山南路に位置しています。刑務所の外壁は日本統治時代に作られたもので、現存しているのは200mほどの範囲。1895年に日本の刑務所として建造されましたが、戦後は犯罪者の収容所として引き継がれ、1963年には桃園市への移設を開始。刑務所の跡地には現在オフィスビルが建っていますが、南側にあった元日本政府の施設群は今も残っています。
LORE Taipei (劇場酒吧)
独自のドリンクと没入型シアターを組み合わせたカクテルバー。ショーの題目は民間伝承の物語や人気の童話などで、半年ごとに内容が変わります。お店のテーマは「懐かしさ」で、提供されるカクテルや感動的なショーを通してノスタルジックな気分が楽しめますし、歩んできた人生によって印象が全く異なるパフォーマンスも必見。また、ドリンクメニューもショーと親和性があり、「チェシャ猫:好奇心が猫を殺すことはない」や「華:私の香りはドラッグのように私自身を中毒にさせる」など物語に登場する一節などを文字ったものになっています。その構成の奥深さから一度訪れたら忘れられない思い出ができる場所です。
*お酒は適量を
陽明山
台北と新北市の間に位置する陽明山国家公園はハイキングの名所。七星山から大屯山まで東西に延びる約23.8kmのコースは、ハイキングが好きな方なら日帰りでも楽しめます。また、七星山は台北一の休火山でもあるため、硫黄のにおいが一帯に漂っていることも特徴の一つ。
ハイキング以外にも多彩な動植物に触れるなど心躍る体験もできますし、新鮮な空気、豊かな自然に囲まれることで心もリフレッシュできるでしょう。また、他に忘れてはいけないのが 温泉。陽明山の麓にある北投区は世界的に有名な温泉地で、スパも数多くあるのでハイキング 疲れを休めるのに最適です。
陽明山の 隠れ観光スポット
竹子湖黒森林
結婚写真の撮影場所としても人気の高い陽明山の竹子湖黒森林。ここは、コウヨウザンやシダが生い茂る深い森で、木漏れ日が長い影を作ることから「黒森林」という呼び名が生まれました。この神秘的な森は、水車寮歩道と水圳歩徑からも近く、S8とS9のバスを使って簡単に訪れることができます。その際には「風架口」のバス停で下車しましょう。
前山公園の公共無料浴場
無料で温泉を楽しみたいという方におすすめなのが、陽明山前山公園にある公共の無料浴場。2014年に改築されたこの公園は生態学的な資源も豊富で、山の景色を楽しみながらハイキングが楽しめるレクリエーションコースもいくつか用意されています。また、最近では若い人たちがフォトジェニックな写真を撮るスポットとしても人気。こちらもバスで移動が可能で、最寄りのバス停は陽明山総站です。
雲森陶陶での陶芸体験
台北に来て30年になるアメリカ人駐在員が開いた陶芸アトリエ「雲森陶陶」は、陽明山の隠れた秘宝とも言われています。スタジオや展示スペースが設けられているだけでなく、陶芸ワークショップも開催されているので興味がある方は参加してみましょう。ティーポットや花瓶を作るもよし、あるいは上手く作れずに失敗するのもまた一興です。いずれにしても土に触れられるこの体験は、決して忘れられないものになるでしょう。工房では時折アーティストを招き、滞在中にワークショップを開いたり、作品を展示スペースに飾るといったイベントも行っています。
艋舺 & 西門町
艋舺を訪れた多くの人が立ち寄るのが艋舺龍山寺と華西街観光夜市。西門町へと向かう前にここでショッピングを楽しんだり、西門紅楼の会場で最新のカルチャーに触れることもできます。
また、艋舺は清代(西暦1636 - 1912 年)に生まれた台北でも有数の歴史ある地域です。
特に日本統治時代から第二次世界大戦後の復興期と長きに渡り残り続けている剝皮寮歷史街区エリアは、歩き回るだけでその歴史の深さが感じられます。台北でも最古のエリアである新富町市場では、伝統的な地元料理や古くから伝わるお菓子が販売されているので、歴史ある味を楽しんでみましょう。
艋舺と西門町の隠れ観光スポット
華江(ホァジャン)整建住宅と歩道橋
第二次世界大戦後の都市復興計画の一環でショッピングモールを建設する予定でしたが、後に計画が変更となりロータリーを囲むように住宅が建設されました。元々はショッピングモールの渡り廊下として設計されていた部分が歩道橋となり、ロータリーを跨ぐように各棟を繋いでいます。独特の形をした建築物の中では台北最古のものであることや、階段や歩道橋が複雑に入り組み、巨大な迷路のような形をしていることからミュージックビデオやインスタ映えのスポットとして人気です。伝統文化や歴史的な旧跡が好きな方は、ぜひ艋舺と西門町を探索してみてください。
艋舺清水巌祖師廟
1787年に建立した清水巌祖師廟は台北の三大廟門の一つと言われています。主神は干ばつや疫病から人々を守る清水祖師で、他にも海の女神である媽祖や文学の神である文昌帝も祀られています。日本統治時代には学校としても使用 されていましたし、現在でも教育の大切さを今に伝える地として多くの人から崇拝されている場所です。
糖廍文化園区
糖廍文化園区は旧台北製糖所(台湾糖業公司)の建物を修復した場所で、台湾の製糖業の歴史を学ぶことができる重要な文化財です。藩王国時代以前から伝来したとされるサトウキビの製糖業は、第二次世界大戦前から戦後までの台湾経済を支える主要産業でした。現在では製糖所を改装し、屋外には過去から現在に至るまでのサトウキビ農業の様子がわかるインスタレーションアート、かつて運搬に利 用されたトロッコ列車が展示されています。
*糖廍文化園区の室内展示は現在改装中で2021年8月から再開される予定です。それまでの間は屋外にある展示エリアを鑑賞しましょう。
万華林宅
万華林宅はモダンの代表とも言えるスターバックスが入っている万華の古蹟です。1935年に建てられたこの建物は台形型をしていて、全部で4階建て。日本式の赤レンガと釉薬を使わない無釉タイル、伝統的な木造のドアと窓枠は変わらずにその姿を保ち続けています。3、4階部分は、この建物を設計した建築家‧林紅麻に関する工芸品や写真、書類などが展示されるギャラリーとなっている他、4階には礼拝堂も遺されています。
HANKO 60 (新聲大戯院)
台北一洗練されたスピークイージーと名 高い西門町の HANKO 60の入り口は、ビンテージの映画ポスターや上映時間表に飾られたレトロな映画館といった外観をしています。1930年代には数々の有名な映画館が立ち並んでいた場所にあり、そのデザインは様々な台湾のポップカルチャーを生み出してきた西門町ならではと言えるでしょう。「Movie Street」というカクテルを注文すると映画館の定番ポップコーンが付いてくるのも面白いポイント。友人や恋人とだけでなく、1人でも気軽に楽しめるバーとなっています。
雪王氷淇淋
西門町の古い建物の二階に隠れるようにあるアイスクリーム店の雪王氷淇淋では、一風変わったメニューが楽しめます。チョコレート、ストロベリー、マンゴー味といったスタンダードな味はもちろん、烏龍茶やバジル、バーベキューポーク、豚足、唐辛子、ゴマ和えチキン、高粱酒味と注文をためらうような味まであるので、興味のある方はぜひ注文してみましょう。特に友人などを連れて複数人で来店する際は、他では味わえない変わった味にチャレンジする絶好のチャンスです。
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