発表日:2021-06-30
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TAIPEI #24 (2021 夏季号)
第二の故郷 外国人移住者が台北を愛する理由
文:Adam Hopkins, Francesca Chang
編集:下山敬之
写真:Yenyi Lin、Samil Kuo、 Taiwan Scene、斎藤睦、 ICRT、Craig Ferguson, Yenping
国際色豊かで様々な文化が共存する台北は、世界各国から移住してきた人たちが何千人も生活をしています。その理由は、外国人が゙不自由なく暮らせる世界的にも珍しい都市たがらです。最初は軽い気持ちで訪れた人も、永住とではいかなくとも長期間滞在を決心し、多くの外国人が「故郷」と考えます。今季の《TAIPEI》では、出身国や在住年数の異なる6名の台北在住外国人にインタビューを行い、台北での暮らしや仕事、台北を故郷と考える理由について語っていただきました。
▲住みやすい生活環境が整っている台北は、移住したい都市として外国人から注目を集めています。
トム・ロックさん/Tom Rook/イギリス
イギリス南西部のエクスマウス出身のトム・ロックさんは、台北に移住して10年以上になります。トムさんは夏休み中のインド旅行で出会った知人から台湾のことを聞き、移住を考えました。「大学最後の年は、台北への移住プランについてずっと考え続けていました。私はReach to Teachという代理店経由で仕事を見つけてから移住し、それ以来イギリスには戻っていません」。
▲レトロな雰囲気の漂う万華区の剥皮寮は、イラストレーターであるトムさんのインスピレーションを刺激する場所です。(写真 /Yenyi Lin)
イラストレーターとして活躍するトムさんは、大型3Dマップと都心の上空イラストの制作を得意としています。「ここ数年間はフルタイムのイラストレーターとして働いています。イラストとして描く場所は台湾の国内各地が多く、現在と過去の写真からかつての街の様子を再現しています。トムさんの作品は、台北を含む台湾各地のギャラリーに展示されています。
台北に移住して10年以上経つトムさんは、その多くの時間を台北探索に費やし、様々な視点から観察を行いました。「萬華駅と台北橋の北に位置する大同エリア周辺をよく散歩します。これらのエリアには、富裕化現象によって消えていった清朝時代の貴重な建物が多く残されています」。トムさんは歴史的建造物への情熱を見せながら、過去の台北の様子が分かる建築例を紹介してくれました。市内にある旧市街は、過去の台北の姿を知ることができますし、過去と現在のグラデーションが強く残る市内有数のスポットです。この他にも観光地として人気の高い大稲埕、あまり知られていない隠れたおしゃれスポットの大安区青田街、信義区四四南村などがあります。
▲四四南村は数少ない完璧な状態で保存された眷村です。60年代のレトロな台北の雰囲気が味わえます。
ジョー・ヘンリーさん/Joe Henley/カナダ
カナダのサスカチュワン出身のジョー・ヘンリーさんは15年以上に渡り台北で生活しています。お仕事はジャーナリスト、作家、ミュージシャンと幅広く、フリーライターとしてタイペイ・タイムを始めとする様々な雑誌に寄稿しながら、音楽活動をしています。ライブは台湾だけでなく、フィンランドで開催することもあるそうです。
「私はDharma(ダーマ達磨楽隊)という仏教徒で結成したデスメタルバンドのリードシンガーをしています。私たちのバンドは仏教徒がメタルを弾いているということで最近注目されるようになってきました。主に台湾各地のイベントで演奏をしています」。同バンドは月に開催された台北素食生活節というイベントでも演奏を披露しています。「海外ツアーを開催したいのですが、現状を考えると今すぐは無理ですね」とジョーさんは話します。
▲ジョーさんが所属するメタルバンド「Dharma」は、よく台北の音楽イベントに参加しています。(写真 /Samil Kuo)
その人生の大半を過ごしてきたために、台北に強い愛着を感じているそうです。「安全で驚くほど便利なので、素晴らしい街です。ダウンタウンでも買い物ができますし、近くの山まで30分もかかりません。それにハイキングやお茶も楽しめます」。
ジョーさんのお気に入りスポットは西門町で、Jack's Studio はバンドの練習で利用しています。「西門は常に成長し続けるアートスペースです。ここには佳佳唱片のようなレコード店が多数立ち並び、ダンスやラップなどのストリートパフォーマーが技に磨きをかけています。かっこよくてダイナミックで、とても活き活きしています」。台北市映画主題公園では、パフォーマンスを披露する人たちの他に、見事なグラフィティアートも楽しめます。
▲西門町の周辺は至るところにペイントが施された、台北のストリート文化が体験できるスポットです。
斎藤睦さん/Mutsumi Saito/日本
群馬県出身の斎藤睦さんは台北に住んで年が経ちます。東呉大学に3ヶ月留学した後、仙台で台湾人を対象とした日本旅行のプロモーションの事に就き、そこから事業をスタートするために台北へ移住しました。「現在は小さな会社を経営しています。私たちの業務は、台湾人向けの日本旅行プロモーションと、日本人旅行者に特化した台湾旅行のマーケティングの2つです」。
▲日本から台北に移住して働いている斎藤さんは、日本とは異なるビジネスルチャーに慣れる必要があったと言います。(写真 / 斎藤睦)
移住から2年を経て台北の生活には馴染みましたが、全てが順風満帆というわけではありませんでした。「来たばかりの頃は、それほど中国語ができなかったので、テナント契約を結ぶ時に、書類の内容が分からず怖かったことを未だに覚えています」。また、台湾人と日本人とでビジネスのスタイルも違うため、次から次にトラブルが発生しました。「日本人は全て事前に準備をして、計画通り行うことが多いですが、台湾のクライアントの大半はプロジェクト開始後に変更を重ねる傾向にあります。これは慣れるのに苦労しました」。
アウトドア好きの斎藤さんは台北での暮らしが気に入っているそうです。「台北アリーナ周辺や大直にある自宅の周りから近くのリバーサイドパークをよくジョギングします」。台北でジョギングをする人の多くは、コースを市内の道路に限定せず、川沿いまで足を延ばして景色を楽しみます。
「前に温泉に行ってから陽明山もお気に入りになりました。また、北投は私をはじめ、多くの温泉愛好家たちに人気の場所です」。陽明山国家公園の山麓にある北投は公衆浴場とホテルの貸切浴場が多々あります。斎藤さんが北投へ行く際は、陽明山のハイキングも欠かせないオプションなのだそうです。
▲山や森といった自然へのアクセスのしやす さが外国人を引きつける理由の一つです。
プラシャンタ・ラチャナさん/Prashantha Lachann/南アフリカ
ローヴィーガンのシェフとして働くプラシャンタ・ラチャナさんは、「シェフ・プリッシュ」と呼ばれています。南アフリカのヨハネスブルグ出身の彼女は、2006年に台北へ移住しました。もともとは、台湾で英語を教えるために1年間だけ滞在する予定でしたが、すでに14年が経過。プラシャンタさんはそんな台北での生活の中で、料理になるという夢を叶えました。
▲六張犁にある福州山公園は台北の町並みが一望できるので、現地に住む外国人にとっての心のオアシスになっています。(写真 /Yenping)
「台北はやりたいことが何でもできる場所です。台湾の消費者たちは非常にオープンで、好奇心も旺盛なので新しいものにも反応を示しますし、好意的に受け取ってくれます」。プラシャンタさんは自身が情熱を持っていた料理と健康に焦点を当てて、ヴィーガンレストランをオープンしました。ヴィーガンダイエットは肉体の健康だけでなく、精神的にも健康になれるのでメリットが大きいです。彼女はこうして台北でシェフ兼経営者として人生を歩き始めました。「台湾の市場は新しいものに敏感なので、食べ物や飲み物など様々な選択肢があります」。
プラシャンタさんは現在、台北でケータリング業務のお店、ワークショップ講師、ヴィーガンスイーツのオンラインショップ「Vegan Yumz」の運営者として知名度を高めています。「オーガニックな食材を使用すると、お手頃なメニューであれ、豪華な料理であれ身体が癒されます。そして、最終的には精神的な安らぎに繋がります」。
プラシャンタさん台北で気に入っているスポットの一つに福州山公園があります。自宅から徒歩圏内にハイキングコースがあり、人込みを避けて台北101や街の景色を楽しめます。他にも内湖にある白石画廊の館内は、今まで見た中で最も美しいスポットだそうです。
▲プラシャンタさんは、台北でオーガニック素材を使った健康的でおいしいヴィーガン料理を長期間に渡って広めてきました。(写真 /Craig Ferguson)
トレバー・トルトマーシさん/Trevor Tortomasi/アメリカ
カリフォルニア出身のトルトマーシさんはインターナショナル・コミュニティ・ラジオ台北のパーソナリティーを務めています。アメリカ人の両親が台北で結婚し、母親が台北で講師の仕事を始めたことをきっかけに移住しました。トルトマーシさんは、子供の頃に母親が教えてくれたいくつかの中国語を覚えていました。そこから興味を持って高校時代から中国語を学び、国立台湾大学に留学。10年間台北に住んでいるため、台北は故郷なのだと話します。
現在はラジオ局で、自分の仕事に打ち込んでいます。「私はニュース記事を編集し、その一部を生放送で読み上げます。ただ、私の仕事の大半はポッドキャストの運営です」。編集作業や台湾各地で放送される音声コンテンツとビジュアルコンテンツの品質の統合が主業務で、リスナーへ楽しみを届ける仕事に誇りを感じているそうです。
▲トルトマーシさんがDJを務めるラジオ番組のリスナーは、大半が台湾在住の外国人です。(写 真 /ICRT)
スタジオでの仕事はもちろん、それ以外に台北の川沿いにある公園も大好きだそうです。「以前は、リバーサイドから徒歩10分ほどの所にある古亭に住んでいました。その当時はロケーションを活かして自転車や一輪車に乗ったり、ランニンクをしました。他にも友達と遊んで過ごしたりとたくさんの思い出があります。リバーサイドを通って海へ向かう時や、その帰りにこの道を通るのが好きです。駆け抜ける感じが、とても気持ちいいですよ」。古亭は都会と自然がうまく共存している場所で、大都会の生活と、そこから抜け出したい衝動をうまく満たしてくれます。現在はコロナウイルスの影響で外出ができませんが、トルトマーシさんにとってリラックスができて、雄大な自然に触れられることが、台北を愛する理由の1つです。
▲古亭の近くにある公館のリバーサイドは、トルトマーシさんのようなサイクリストを魅了するスポットです。
李眉君さん/Priya Lee Lalwani/インド
李眉君さんの経歴を聞かずに彼女の中国語を聞くと、台湾人だと誤解してしまいます。李さんはインドで生まれ、ドイツとナイジェリアで育ちました。その後、1987年に父親が台北の大同大学で教鞭とることになり台湾へ移住。大学を卒業して、多くの思い出を作りました。「私は非常に長く台北に住んでいます。なので、長年に渡るこの街の変化を実際に見てきました。例えば、以前はMRT(地下鉄)がありませんでしたし、バスでは紙の乗車券が使われていました」。
▲80年代に台北大同大学に通っていた李さんは、たまに母校へ戻っては付近を散歩しています。( 写真 /Yenyi Lin)
現在、李さんは翻訳とコンサルティングビジネスに従事しています。彼女は、台北市長の通訳や印度文化節のMCなど、台北で様々な素晴らしい仕事を経験してきました。「台湾とインドには共通点がたくさんあります。そのため、私は台湾で積極的にインドのプロモーションを行ってきました」。
人生の半分以上を台湾で過ごしてきた李さんにとって、この街は故郷だといいます。「台北のあらゆるものが大好きです。人が優しくて、利便性も高く、今は交通機関も非常に発達しています。何でも揃っているので、外国人が住むにはとても素晴らしい場所です」。李さんを始め、多くの外国人居住者は、公共交通機関や豊富なコンビニ、入国時に英語が通じるなど、台北の利便性を高く評価しています。
李さんには台北で生まれた2人のお子さんがいます。「小学5年生の時、娘が中山とその周辺地域の観光・旅行のしおりを制作しました。また、私たちが一緒に探索した台北市立美術館についても紹介をしています。親子で台北故事館や台北市孔子廟を観光したことはとても印象に残っています」。台北は家族で暮らすにも最適な場所です。安全であり、清潔で、子供たちが学んだり探検ができる博物館や名所がたくさんあります。
▲親子で一緒に見学ができる台北市立美術館は、李さんにとってもお子さんとの大切な思い 出のある場所です。
第二の故郷 外国人移住者が台北を愛する理由
文:Adam Hopkins, Francesca Chang
編集:下山敬之
写真:Yenyi Lin、Samil Kuo、 Taiwan Scene、斎藤睦、 ICRT、Craig Ferguson, Yenping
国際色豊かで様々な文化が共存する台北は、世界各国から移住してきた人たちが何千人も生活をしています。その理由は、外国人が゙不自由なく暮らせる世界的にも珍しい都市たがらです。最初は軽い気持ちで訪れた人も、永住とではいかなくとも長期間滞在を決心し、多くの外国人が「故郷」と考えます。今季の《TAIPEI》では、出身国や在住年数の異なる6名の台北在住外国人にインタビューを行い、台北での暮らしや仕事、台北を故郷と考える理由について語っていただきました。
トム・ロックさん/Tom Rook/イギリス
イギリス南西部のエクスマウス出身のトム・ロックさんは、台北に移住して10年以上になります。トムさんは夏休み中のインド旅行で出会った知人から台湾のことを聞き、移住を考えました。「大学最後の年は、台北への移住プランについてずっと考え続けていました。私はReach to Teachという代理店経由で仕事を見つけてから移住し、それ以来イギリスには戻っていません」。
イラストレーターとして活躍するトムさんは、大型3Dマップと都心の上空イラストの制作を得意としています。「ここ数年間はフルタイムのイラストレーターとして働いています。イラストとして描く場所は台湾の国内各地が多く、現在と過去の写真からかつての街の様子を再現しています。トムさんの作品は、台北を含む台湾各地のギャラリーに展示されています。
台北に移住して10年以上経つトムさんは、その多くの時間を台北探索に費やし、様々な視点から観察を行いました。「萬華駅と台北橋の北に位置する大同エリア周辺をよく散歩します。これらのエリアには、富裕化現象によって消えていった清朝時代の貴重な建物が多く残されています」。トムさんは歴史的建造物への情熱を見せながら、過去の台北の様子が分かる建築例を紹介してくれました。市内にある旧市街は、過去の台北の姿を知ることができますし、過去と現在のグラデーションが強く残る市内有数のスポットです。この他にも観光地として人気の高い大稲埕、あまり知られていない隠れたおしゃれスポットの大安区青田街、信義区四四南村などがあります。
ジョー・ヘンリーさん/Joe Henley/カナダ
カナダのサスカチュワン出身のジョー・ヘンリーさんは15年以上に渡り台北で生活しています。お仕事はジャーナリスト、作家、ミュージシャンと幅広く、フリーライターとしてタイペイ・タイムを始めとする様々な雑誌に寄稿しながら、音楽活動をしています。ライブは台湾だけでなく、フィンランドで開催することもあるそうです。
「私はDharma(ダーマ達磨楽隊)という仏教徒で結成したデスメタルバンドのリードシンガーをしています。私たちのバンドは仏教徒がメタルを弾いているということで最近注目されるようになってきました。主に台湾各地のイベントで演奏をしています」。同バンドは月に開催された台北素食生活節というイベントでも演奏を披露しています。「海外ツアーを開催したいのですが、現状を考えると今すぐは無理ですね」とジョーさんは話します。
その人生の大半を過ごしてきたために、台北に強い愛着を感じているそうです。「安全で驚くほど便利なので、素晴らしい街です。ダウンタウンでも買い物ができますし、近くの山まで30分もかかりません。それにハイキングやお茶も楽しめます」。
ジョーさんのお気に入りスポットは西門町で、Jack's Studio はバンドの練習で利用しています。「西門は常に成長し続けるアートスペースです。ここには佳佳唱片のようなレコード店が多数立ち並び、ダンスやラップなどのストリートパフォーマーが技に磨きをかけています。かっこよくてダイナミックで、とても活き活きしています」。台北市映画主題公園では、パフォーマンスを披露する人たちの他に、見事なグラフィティアートも楽しめます。
斎藤睦さん/Mutsumi Saito/日本
群馬県出身の斎藤睦さんは台北に住んで年が経ちます。東呉大学に3ヶ月留学した後、仙台で台湾人を対象とした日本旅行のプロモーションの事に就き、そこから事業をスタートするために台北へ移住しました。「現在は小さな会社を経営しています。私たちの業務は、台湾人向けの日本旅行プロモーションと、日本人旅行者に特化した台湾旅行のマーケティングの2つです」。
移住から2年を経て台北の生活には馴染みましたが、全てが順風満帆というわけではありませんでした。「来たばかりの頃は、それほど中国語ができなかったので、テナント契約を結ぶ時に、書類の内容が分からず怖かったことを未だに覚えています」。また、台湾人と日本人とでビジネスのスタイルも違うため、次から次にトラブルが発生しました。「日本人は全て事前に準備をして、計画通り行うことが多いですが、台湾のクライアントの大半はプロジェクト開始後に変更を重ねる傾向にあります。これは慣れるのに苦労しました」。
アウトドア好きの斎藤さんは台北での暮らしが気に入っているそうです。「台北アリーナ周辺や大直にある自宅の周りから近くのリバーサイドパークをよくジョギングします」。台北でジョギングをする人の多くは、コースを市内の道路に限定せず、川沿いまで足を延ばして景色を楽しみます。
「前に温泉に行ってから陽明山もお気に入りになりました。また、北投は私をはじめ、多くの温泉愛好家たちに人気の場所です」。陽明山国家公園の山麓にある北投は公衆浴場とホテルの貸切浴場が多々あります。斎藤さんが北投へ行く際は、陽明山のハイキングも欠かせないオプションなのだそうです。
プラシャンタ・ラチャナさん/Prashantha Lachann/南アフリカ
ローヴィーガンのシェフとして働くプラシャンタ・ラチャナさんは、「シェフ・プリッシュ」と呼ばれています。南アフリカのヨハネスブルグ出身の彼女は、2006年に台北へ移住しました。もともとは、台湾で英語を教えるために1年間だけ滞在する予定でしたが、すでに14年が経過。プラシャンタさんはそんな台北での生活の中で、料理になるという夢を叶えました。
「台北はやりたいことが何でもできる場所です。台湾の消費者たちは非常にオープンで、好奇心も旺盛なので新しいものにも反応を示しますし、好意的に受け取ってくれます」。プラシャンタさんは自身が情熱を持っていた料理と健康に焦点を当てて、ヴィーガンレストランをオープンしました。ヴィーガンダイエットは肉体の健康だけでなく、精神的にも健康になれるのでメリットが大きいです。彼女はこうして台北でシェフ兼経営者として人生を歩き始めました。「台湾の市場は新しいものに敏感なので、食べ物や飲み物など様々な選択肢があります」。
プラシャンタさんは現在、台北でケータリング業務のお店、ワークショップ講師、ヴィーガンスイーツのオンラインショップ「Vegan Yumz」の運営者として知名度を高めています。「オーガニックな食材を使用すると、お手頃なメニューであれ、豪華な料理であれ身体が癒されます。そして、最終的には精神的な安らぎに繋がります」。
プラシャンタさん台北で気に入っているスポットの一つに福州山公園があります。自宅から徒歩圏内にハイキングコースがあり、人込みを避けて台北101や街の景色を楽しめます。他にも内湖にある白石画廊の館内は、今まで見た中で最も美しいスポットだそうです。
トレバー・トルトマーシさん/Trevor Tortomasi/アメリカ
カリフォルニア出身のトルトマーシさんはインターナショナル・コミュニティ・ラジオ台北のパーソナリティーを務めています。アメリカ人の両親が台北で結婚し、母親が台北で講師の仕事を始めたことをきっかけに移住しました。トルトマーシさんは、子供の頃に母親が教えてくれたいくつかの中国語を覚えていました。そこから興味を持って高校時代から中国語を学び、国立台湾大学に留学。10年間台北に住んでいるため、台北は故郷なのだと話します。
現在はラジオ局で、自分の仕事に打ち込んでいます。「私はニュース記事を編集し、その一部を生放送で読み上げます。ただ、私の仕事の大半はポッドキャストの運営です」。編集作業や台湾各地で放送される音声コンテンツとビジュアルコンテンツの品質の統合が主業務で、リスナーへ楽しみを届ける仕事に誇りを感じているそうです。
スタジオでの仕事はもちろん、それ以外に台北の川沿いにある公園も大好きだそうです。「以前は、リバーサイドから徒歩10分ほどの所にある古亭に住んでいました。その当時はロケーションを活かして自転車や一輪車に乗ったり、ランニンクをしました。他にも友達と遊んで過ごしたりとたくさんの思い出があります。リバーサイドを通って海へ向かう時や、その帰りにこの道を通るのが好きです。駆け抜ける感じが、とても気持ちいいですよ」。古亭は都会と自然がうまく共存している場所で、大都会の生活と、そこから抜け出したい衝動をうまく満たしてくれます。現在はコロナウイルスの影響で外出ができませんが、トルトマーシさんにとってリラックスができて、雄大な自然に触れられることが、台北を愛する理由の1つです。
李眉君さん/Priya Lee Lalwani/インド
李眉君さんの経歴を聞かずに彼女の中国語を聞くと、台湾人だと誤解してしまいます。李さんはインドで生まれ、ドイツとナイジェリアで育ちました。その後、1987年に父親が台北の大同大学で教鞭とることになり台湾へ移住。大学を卒業して、多くの思い出を作りました。「私は非常に長く台北に住んでいます。なので、長年に渡るこの街の変化を実際に見てきました。例えば、以前はMRT(地下鉄)がありませんでしたし、バスでは紙の乗車券が使われていました」。
現在、李さんは翻訳とコンサルティングビジネスに従事しています。彼女は、台北市長の通訳や印度文化節のMCなど、台北で様々な素晴らしい仕事を経験してきました。「台湾とインドには共通点がたくさんあります。そのため、私は台湾で積極的にインドのプロモーションを行ってきました」。
人生の半分以上を台湾で過ごしてきた李さんにとって、この街は故郷だといいます。「台北のあらゆるものが大好きです。人が優しくて、利便性も高く、今は交通機関も非常に発達しています。何でも揃っているので、外国人が住むにはとても素晴らしい場所です」。李さんを始め、多くの外国人居住者は、公共交通機関や豊富なコンビニ、入国時に英語が通じるなど、台北の利便性を高く評価しています。
李さんには台北で生まれた2人のお子さんがいます。「小学5年生の時、娘が中山とその周辺地域の観光・旅行のしおりを制作しました。また、私たちが一緒に探索した台北市立美術館についても紹介をしています。親子で台北故事館や台北市孔子廟を観光したことはとても印象に残っています」。台北は家族で暮らすにも最適な場所です。安全であり、清潔で、子供たちが学んだり探検ができる博物館や名所がたくさんあります。
| 新型コロナウイルス特別警戒期間中は特に感染予防に注意をしてください。 不要不急の外出は控え、外出する際は必ずマス クを着用し、各地の規則に従ってください。 |
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