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虹の街台北 カラフルなMRTで日帰り旅行 (TAIPEI Quarterly 2022 春季号 Vol.27)

アンカーポイント

発表日:2022-03-14

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TAIPEI #27 (2022 季号)


虹の街台北
カラフルなMRTで日帰り旅行


文: Jenna Lynn Cody
編集: 下山敬之
写真: Taiwan Scene、華山1914文化創意産業園区、松山文創園区、Yengping、西門紅楼、POPOP 台北、台北市会展産業発展基金会、Wei-Te Wong、Vũ Nguyễn Xuân、台北市政府観光伝播局


台北MRTは1996年に最初の路線が開通して以来、台北市の交通の要となっています。すばやく安全に街中を移動できるため、日常的な交通手段としてだけでなく、市内の観光をする際にも最適です。

現在、台北MRTの各路線は虹の色で分けられています。レッドライン(淡水信義線)は淡水から象山までの中央を南北に結び、ブルーライン(板南線)、グリーンライン(松山新店線)は中心部を東西に横断、ブラウンライン(文湖線)とオレンジライン(中和新蘆線)は台北の東側、西側をそれぞれ南北に繋いでいます。最近できたイエローライン(環狀線)とパープルライン(桃園機場捷運)は主に台北の中心地と郊外を結んでいるので、どこへ行くにも台北MRTは欠かすことができません。また各沿線には、伝統的な地域や現代的な地域、都会的な場所、アウトドア活動に適した場所などがあり、日帰り旅行にも最適です。

ここでは路線別に厳選した日帰り旅行スポットを紹介していきます。自然あふれる場所、都会的な場所、歴史的建造物が建ち並ぶエリアからクリエイティブな地区、散策に適した場所からリラックスできるスポットをまとめましたので、気になった場所があればぜひ旅行に出かけてみてください。

MRT Oオレンジラインで街を探索
台北はビジネスの中心地であると同時に、文化や歴史に関連するスポットが豊富です。特にオレンジラインは、台北のエネルギーが集まるエリアやエレガントな文化的スポットにアクセスできます。

日中icon忠孝新生駅
華山1914文化創意産業園区

1. Huashan 1914 Creative Park(1) (Copy)▲緑の公園と古い建築を改装した展示スペースを有する華山1914文創意園区は台北で人気のスポットです。(写真/華山1914文化創意産業園区)

MRT忠孝新生駅から歩いてすぐの場所に、古い工場をリフォームした広場があります。ここは1914年に高麗人参酒の酒造工場として利用されていた場所で、2000年代初頭に改装され、今では地元のデザイナーの製品を販売するショップや飲食店、展示会場、イベントスペース、劇場などが立ち並んでいます。クリエイティブマーケット、コンサート、その他各種イベントも開催されていますし、緑が豊かな公園で一休みするのもオススメです。

午後行天宮駅
行天宮‧命理大街

行天宮▲行天宮は台北における宗教信仰の中心で、地元の人や観光客で毎日賑わっています。(写真/Wei-Te Wong)

行天宮は後漢時代の人物である関羽(関聖帝君)を祀っている寺廟で、商業や守護神として知られています。そのためビジネスマンや軍人、警察官などが主に参拝に訪れます。行天宮は台湾の寺廟の中では比較的シンプルな設計となっていること、至るところに龍の装飾が施されていることが特徴です。

行天宮の周囲には占い通りとして有名な地下道があります。台北にある占いのほとんどは中国語ですが、ここでは日本語や韓国語など外国語を話せる占い師もいます。

方icon大橋頭駅
延三夜市

3. IMG_3983-1-Edited (Copy)▲屋台料理が数多く並ぶ延三夜市では台湾ならではの賑わいが感じられます。

夕方になったら台北で最もローカルな夜市である延三夜市へ向かいましょう。美味しい羊鍋から牛肉麺のスープ、刈包、臭豆腐といった現地のグルメが味わえます。また、中には米糕や湯圓、キャベツ炒飯、ポークリブのスープなど、台北ビブグルマンに選ばれている屋台もあるので、そちらもお見逃しなく。

MRT Rレッドラインでリラックス
日常生活のストレスから解放されたい人や一日中リラックスして過ごしたい人にはレッドラインがオススメです。この線沿にはカラフルな街の雰囲気を楽しみながら春を感じられる場所がたくさんあります。

晨間icon圓山駅
花博公園と台北市立美術館

5.農民市集-3 (Copy)▲毎週末に台北花博で開催されているファーマーズマーケットでは、台湾各地の新鮮な野菜や果物が販売されます。(写真/台北市会展産業発展基金会)

MRT圓山駅周辺の広々とした公園には、心を落ち着かせてくれる美しい景色が多々あります。まずはMAJI広場の隣にある花博農民市集に行ってみましょう。ここでは、台湾各地の農家が直売している新鮮な農産物を購入できます。混雑を避けるためにも朝の早い時間帯に訪れて、買い物が終わったら近くにある公園の芝生でピクニックをするのがオススメです。敷地内には大人が楽しめるの花博争艶館、子供用の遊具、インスタ映えするスポットも多く、週末はカップルや家族連れなど多くの人たちが訪れます。

4. 北美館2 taiwan scene-Edited (Copy)▲台北市立美術館では現地アーティストの創造性あふれる作品が鑑賞できます。

芸術鑑賞が好きな方は花博公園の北側にある台北市立美術館がオススメです。1983年に開館したこの美術館は高度経済成長期に日本で生まれた「メタボリズム」が建築のスタイルに反映されています。最近は内装が改装されたこともあり、地元の人や観光客で賑わっている場所です。展示品に関しては、台湾人アーティストの作品が中心で、繊細なアートと現代的なインスタレーションが組み合わされた作品があるほか、古典的な作品から現代の作品まで様々な台湾アートに触れられます。

vu84j3信義安和駅
臨江街夜市

6. IMG_3915-1-Edited (Copy)▲散策に疲れたら臨江街夜市へ行き、温かい屋台料理で一休みしましょう。

台北東部の中心に位置する臨江街夜市は、食べ物と買い物をする人たちが多く訪れます。移動販売をする人たちが多く、ティラミスや貝殻で作られた指輪など、ここでしか手に入らない商品もあります。食べ物の屋台も多く、ウイグル式のラム肉の串焼き、鉄板焼き、台湾のカキオムレツ、ベトナムの新鮮なバインミーなど国際色豊かなメニューが揃っています。

vu84j3台北101/世界貿易センター駅
信義商圏

7. 1051219_062_信義區歡樂聖誕夜景_高讚賢攝 (Copy)▲信義区にあるショッピングモールやレストランはいつも人々とその活力で満ちています。(写真/台北市政府観光伝播局)

レッドラインの南の終着にある信義区にはバーやラウンジ、ガストロパブなどがあり、1日の締めくくりを迎える際にオススメです。大型デパートの間にある歩道ではストリートパフォーマンスやクリエイティブな作品を販売する屋台などがあります。この周辺には、ナイトクラブから賑やかなバー、リラックスできるスポットがあり、そのほとんどがデパートやホテルなどの施設内にあります。ライトアップされた台北101の景色も間近で眺められるので、ぜひ夜の台北を味わってみてください。

MRT BLブルーラインで古都台北のイノベーションを発見
台北の活力の秘訣は、その伝統を大切にしながら、絶えずイノベーションを実現していることにあります。ブルーラインには歴史的建造物を改築した施設が多く、文化活動が多々行われています。

日中icon龍山寺駅
艋舺龍山寺と新富町文化市場

9. IMG_1308-Edited (Copy)▲歴史ある宗教的建築物での龍山寺は、台北の人たちが心の平安を願う拠り所となっています。

龍山寺は台北で最も活気のある寺院で、現代的なアートワークも多く行われています。龍山寺は非常に長い歴史を持ち、青銅の柱に彫られた龍は祀られている神々と同じように台北を守り続けてきました。

この一帯は台北の中でも歴史のある地域で、かつては「艋舺(ばんか)」、現在は万華と呼ばれています。この地域は歴史的建造物が多く残っていて、それらがリノベーションされることで新たな活用がなされています。特に顕著なのがU字型の建築構造が特徴的な新富町市場です。ここは1935年に建てられた建物で、1990年代に地域が衰退したことで、この建物の商業活動も停止しました。

8. Yengping_新富町-1 (Copy)▲新富町文化市場は、独特なU字型の建築構造を特つ万華区の新しい観光スポットでした。(写真/Yengping)

現在は、建物の歴史に関する常設展示があるほか、セミナー会場やキッチンスペース、ユニークなカフェとして利用されています。また、写真撮影に最適なアトリウムもあるので、若い人たちに人気のスポットとなっています。

午後国父記念館駅
松山文創園区

10. 松菸風格店家-01 (Copy)▲松山文創園区の中には台湾のブランドがデザインした商品が数多く揃っています。(写真/松山文創園区)

松山文創園区にある建物は、もともと1937年にたばこ工場として建設されたもので、1998年に閉鎖されました。2001年に市政府によって史跡に指定された後、2010年に復元され、現在ではクリエイティブな才能を育むための施設として機能しています。

園区內には池や緑があり、地元の人や観光客を問わず憩いの場として人気です。施設内にはデザインセンターがあり、アート作品の展示がされているほか、カフェやショップなども多いので、のんびりと過ごすのに最適な場所です。

午後南港駅
POPOP台北(瓶蓋工場台北製造所)

11. IMG_7664_2 (Copy)▲POPOP 台北は新しくできたスポットであり、マーケットなどのイベントが数多く開催されています。(写真/POPOP 台北)

POPOP台北は華山1914文化創意產業園区や松山文創園区と比較すると、比較的新しい文化スポットです。ボトルキャップ工場として1943年に建設されたこの建物は、2013年に解体が予定されていましたが、クリエイティブスペースとして再開発されました。2020年に正式オープンしたこの場所は、メーカーやイノベーター向けのスペースとして大きな注目を集めています。

施設内には大規模なコワーキングスペースなどがあるほか、外観にはボトルキャップのデザインが取り入れられるなど、視覚的に楽しめる工夫がなされています。他にもテラス付きのカフェやバー、台北の骨董品を扱うアンティークショップなどもあります。

MRT Gグリーンラインでエネルギッシュな一日体験
台北の特徴の1つとして、アクティビティを行える場所が豊富であることが挙げられます。特にグリーンラインには気軽に楽しめるハイキングコースや歩行者天国のあるショッピングエリアなど、活動的な方にはオススメのスポットが集まっています。

日中icon景美駅
仙跡岩歩道

13. IMG_1386-Edited (Copy)▲仙跡岩のハイキングコースを歩くと、青々とした春の息吹が感じられます。

仙跡岩歩道へは景美夜市の裏側にある景興路から狭い階段を上っていきます。最初は古めかしい建物が立ち並びますが、それを通り過ぎると自然が広がります。山頂近くには凹んだ岩がありますが、これは無敵の強さで村人を恐怖に陥れた悪魔を打ち負かした呂洞賓という人物の足跡だと言われています。実際に辛亥トンネル側からの登山コースの山頂付近には呂洞賓を祀った寺院があります。

台北市景▲台北の南端にある仙跡岩を登り、眼下に広がる台北の街並みを眺めましょう。

仙跡岩からは台北市の美しい景色が眺められるほか、道中にペイントを施して顔のように見せている奇妙な岩がありますので探してみてください。ハイキングコースとしては短めですが、都市から離れることなく自然に触れられるスポットです。常緑高木であるソウシジュは、このコースの中の至るところに生えていて、山中に涼しい日陰をもたらし、5月には黄色い花を咲かせます。コースへの入り口は複数あり、いずれもお子様連れでも登頂が可能です。

日中icon公館駅
台北自来水園区

14. taiwan scene 公館自來水 IMG_6355-Edited (Copy)▲台北自來水園区にある博物館には、かつてのインフラ設備が残っています。

MRT公館駅の周辺には様々な飲食店が立ち並んでいて、ランチの選択肢が豊富です。また、駅から徒歩で行ける台北自来水園区の隣にある水道博物館は、親子揃って出かけるスポットとして人気があります。この博物館は1908年に竣工した水源地ポンプ室を再現したもので、2000年に修復されました。現在はかつての設備を展示しているほか、プールやウォータースライダーなどの遊び場もあるので、夏には多くの人で賑わいます。

また、時代を感じさせる外観はウェディングフォトにも利用されるなど、子供だけでなく大人も楽しめるスポットです。

方icon西門駅
西門町

15. IMG_7982 (Copy)▲かつては劇場として利用されていた紅楼は、現在の西門を代表するスポットとなっています。(写真/西門紅楼)

西門町にある歩行者天国は、台北の中でも非常に活気のある場所です。この歩行者天国は台湾最古のものであり、他のエリアとは雰囲気が異なります。特にMRT西門駅の6番出口近くにある小さな広場は、ショップやレストランが立ち並び、通りにはストリートパフォーマンスをする人やコスプレイヤーなどで賑わいます。また、このエリアはLGBTQ文化の中心でもありますし、歴史のある建造物や、工芸品を販売するマーケットがあるなど、異なる趣を提供してくれるスポットです。

ショッピングエリアでは映画館で映画鑑賞を楽しむ、電子機器類や洋服、アクセサリーを購入する、有名なタトゥーストリートでタトゥーを入れるなど様々な体験ができます。

MRT BRブラウンラインで癒しのアウトドア
ここまでも紹介してきたように台北は数多くのアウトドアスポットを有する都市です。特にこのブラウンラインにはそれらが多く点在していて、仙跡岩のようなハイキングコースがいくつもあります。

朝動物園駅
台北市立動物園

16. IMG_6222 (zoo taiwan scene)-Edited (Copy)▲動物園ではニホンジカや台湾在来の動物が数多く見られます。

子供が大好きな動物園ですが、台北市立動物園は休日になると多くの家族連れの人たちで賑わう場所です。ここはアジアの中でも大規模な動物園の1つであり、非常に高い評価を得ています。園内は台湾固有の動物が生息する台湾動物エリア、オーストラリア‧アフリカ動物エリアなどに分かれていて、その多くは屋外で飼育されています。他にもキッズエリアや人気のコアラ、ペンギンハウスなどがありますし、専用の車に乗って園内を巡るツアーも非常に人気です。

ここにはパンダを目的として訪れる人が多いですが、センザンコウという珍しい動物にも注目してみてください。飼育下で繁殖するのが難しい動物ですが、台北市立動物園では何世代にも渡って繁殖に成功しています。

午後動物園駅
猫空ロープウェイ

17. 1100331_01_貓空(貓空纜車)_劉佳雯攝 (67) (Copy)▲猫空ロープウェイからは台北の山林が一望できます。(写真/台北市政府観光伝播局)

観光地として有名な猫空りは、削られた岩肌が猫のひっかき傷のようであることから、台湾語の「猫面(ニャオビン)」という言葉にちなんで現在の名前となった場所です。ロープウェイの乗り場は前述した動物園の隣にあるので、午前中を動物園で過ごした後は、ロープウェイに乗って猫空へでかけましょう。移動中は山中に広がる茶畑を眺めることができますし、台北市の街並みも一望できます。

猫空は緩やかな傾斜が続いていることから気軽にハイキングが楽しめる場所です。主要道路には数多くの茶屋があるので、慣れていない方でも休憩を取りながら周辺の散策ができます。多くのお店がテラス付きなので、歩くのが苦手な方は緑豊かな景色の中で軽食を取りながら談笑を楽しみましょう。

午後 方大湖公園駅
大湖公園

18. 台北_大湖公園02 (Vũ Nguyễn Xuân) (Copy)▲大湖公園の美しい湖や山々といった風景は都会の喧騒を忘れさせてくれます。(写真/Vũ Nguyễn Xuân)

ブラウンラインの北の端にある大湖公園は、台北にいながら都会の喧騒を忘れて、のんびりと時間を過ごせるスポットです。ここには約13ヘクタールの面積を持つ湖と中国の伝統的な様式で建設された錦帯橋があります。美しいアーチ状をした錦帯橋は写真撮影に最適で、休みの日にはカメラを趣味とする人たちが集まります。

また、大湖公園は白鷺鷥山の麓にあり、公園からハイキングコースへ向かうことも可能です。アクティブに活動したい方は、湖を見てから登山を開始してみましょう。

 

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