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台北にある河畔の魅力 (TAIPEI Quarterly 2022 春季号 Vol.27)

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発表日:2022-03-17

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TAIPEI #27 (2022 季号)


台北にある河畔の魅力

文: Seb Morgan
編集: 下山敬之
写真: Samil Kuo、Ken Marshall


地図で見た台北は山に囲まれているように見えますが、実は水に囲まれた街でもあります。台北には淡水河と基隆河という2本の大きな川が流れていて、都市の大部分がこの川に面しています。この2本の川は、17世紀にはスペイン人による侵略へとつながりましたが、後に中国人が移住を始めると水路を使った物資の運搬に利用され、地域に繁栄をもたらしました。これらの川は今日に至るまで、繁栄を極めた台北の商業の歴史と原住民の文化遺産が脈々と受け継がれています。この記事ではこれらの川の周囲にあるおすすめのスポットを紹介していきます。

淡水河
1. 淡水河-1 (Copy)

▲台北市内を流れる淡水河は、この街に絶えず活力を注ぎ続けています。


全長が150kmを超える淡水河は、台湾で3番目に長い川であり、がえ台北の歴史的スポットをほぼ全て通過します。西門北部の広い水路は新北市を一望でき、夕日を鑑賞するのに最適です。その他にも河畔やヨットハーバーを眺めることができますし、レンタルバイクを活用すればサイクリングロードを自由に行き来できます。台北の中心からサイクリングロードを北上すれば、小さな寺廟や庭園を通過しつつ社子島島頭公園へ到達します。

大稲埕埠頭
2. 大稻埕-12 (Copy)
▲大稲埕埠頭ではかつてのような運搬船ではなく、風光明媚なクルーズを提供しています。

大稲埕埠頭は地元の人たちが散歩に利用する場所で、周囲には、歴史ある場所や小菜という軽食を販売するお店が多くあります。現在は商業と文化の中心となっているこの地域ですが、大きな発展を始めたのは17世紀頃の清朝時代です。大稲埕は当時盛んだったお茶の交易の要所で、そこで得た富がこの地域の建設ラッシュを引き起こしました。現在でもこの時期に建てられた精巧な赤レンガの建築物が良好な状態のまま保存されています。

3. 大稻埕-28 (Copy)▲大稲埕埠頭の近くにあるコンテナを改良したお店が多数あり、食事や談笑が楽しめます。

大稲埕の埠頭には「PIER5」というコンテナを改造したバーや屋台が集まっているエリアがあります。午後にはここで食事をしたり、夕暮れ時にはコンテナの2階から川を眺めながら、地元産の各種クラフトビールを飲んだりといろいろな楽しみ方ができるスポットです。もう少しハイグレードな体験をするならサンセットクルーズが可能な「大河之恋皇后号」というフェリーでのディナーがオススメです。このクルーズ船は北部にある関渡まで行くので、そこから観音山の素晴らしい夕日を眺めましょう。

関渡埠頭
5. 關渡宮+渡船頭24 (Copy)
▲最近リニューアルされた関渡埠頭は、河畔をのんびり散歩するのに最適な場所です。

関渡埠頭は基隆河と淡水河の合流地点にあり、台北の歴史とも密接に関連しています。清朝時代には台北の貿易港として栄え、中国からの移住者が台湾北部へやってくる際の主要な拠点でした。

20世紀になるとこの辺りの商業は衰退しましたが、近年では風通しのよい緑地として復元され、現在はジョギングやサイクリングを楽しむ人たちで賑わっています。埠頭は台北の繁華街が眺められるほか、観光客にも人気の関渡宮があります。1712年に建てられたこの華やかな建物は、海を守る女神の媽祖を祀る施設であり、台湾を代表する重要な寺廟の一つです。関渡の名物料理は鹹蛋(シエンダン)と呼ばれる塩漬けにしたアヒルの卵で、関渡宮のすぐそばにあるオレンジ色のお店が人気です。

4. 29397163012_8c875072e0_o (Copy)▲河口付近にある関渡宮は、長い間この地を守り続けています。(写真/Ken Marshall)

関渡宮の南側、基隆河畔には約57ヘクタールの野鳥保護用湿地が広がり、230種以上の鳥類が生息しています。近隣にある関渡自然公園は、水田や湿地、雑木林がパッチワークのように広がるエリアで、お子様連れでの散策にも最適です。また、埠頭から南に向かって伸びるサイクリングロードには、マングローブや小さなカフェがあるので、サイクリングのついでに立ち寄ってみましょう。

基隆河
基隆河は台北市北部を横切るように流れており、内湖区と士林区の南の境界線を形成しています。この川は6月下旬に開催される台北国際ドラゴンボート選手権大会の会場として有名です。それ以外の期間は河畔沿いにあるローラースケート場や子供用の運動場、台湾で唯一の公式クリケット場など様々な用途で使用されます。

大佳埠頭
大佳埠頭は、春の終わりになるとカヤックやドラゴンボートの練習が行われ、夏にはイベント会場として賑わいます。子供用の遊具や。75メートルの高さまで噴き出す間欠泉などもあるのでお子様連れの方におすすめのエリアです。

6. 大佳河濱公園-13 (Copy)▲緑豊かで広々とした大佳河濱公園には、スポーツやサイクリング、ランニング、ウォータースポーツなどを楽しむ人たちが訪れます。

また、台北松山空港の滑走路にも面していて、飛行機の離着陸の様子をカメラに収めることもできます。公園の西側にある林安泰古厝は、19世紀に建てられた閩南式の豪華な邸宅で、広い庭園、月亮門、のどかな蓮池が見どころです。

美堤埠頭
大佳という地域の基隆川を挟んだ北側にあるエリアは、大型ショッピングモールの美麗華など商業施設がたくさんありますが、基隆河沿いのエリアでは最も穏やかな場所です。周囲にある公園はピクニックやサイクリングなど、アウトドアに最適な広さがあり、遠方には台北101が見えます。川辺にある碼頭乾杯は、ビーチをテーマにした人気のイベント会場であり、プライベートパーティーやリバーサイドイベント用のヨットの貸し出しをしています。

錫口埠頭
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▲錫口埠頭の周辺は基隆河の開発によって大きな発展を遂げました。

大佳よりさらに上流にある錫口埠頭は、松山駅近くにあるカラフルな建物や彩虹橋が美しい場所です。「錫口」は「小川の河口」を意味していて、清朝時代には松山地区全体を指す名前でした。近隣には美しい松山慈祐宮があるほか、多くの外国人が訪れる饒河夜市もあります。埠頭に平行して伸びるこの夜市は、100mほどの中にグルメや地元のお土産を販売するお店が立ち並んでいます。

8. 慈祐宮-5 (Copy)▲饒河夜市と松山慈祐宮は、松山地区の発展に大きく関係している場所です。


 

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