発表日:2017-03-22
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NBA 挑戦の軌跡
ジェレミー・リン
「自分を信じれば夢はかなう」
文 _ 袁庭堯、Sabrina
写真 _ ロイター、AP 通信、田明威、台北市観光伝播局
台湾系米国人のジェレミー・リン(林書豪)は米プロバスケットボールリーグ、NBA で「リン旋風(リンサニティ)」を巻き起こした後も挫折にくじけることなく、常に初心を忘れずバスケットボールへの情熱を抱き続け、夢を持つこととあきらめないことの大切さを伝えています。リンが歩んできた軌跡は人々に勇気を与え、アスリートとして最も素晴らしい模範となりました。
リンの「伝説」は2010 年に始まりました。補欠の選手がニューヨーク・ニックスを7 連勝に導くという、ハーバード大学卒の高学歴を持つ台湾系アメリカ人が巻き起こした「リン旋風」は今でも熱く語られています。その後6年間、背番号7 のこの若者は所属チームを転々とし、スランプにも陥りましたが、そのたびに自身を強く成長させ、さらにバスケットボールへの情熱と社会的に不利な立場にある子どもたちへの思いやりを行動で示してきました。

▲ ジェレミー・リンは故郷を気にかけ、台湾に帰った際にバスケットボールトレーニングキャンプに参加して後進の育成に力を入れています。(写真/田明威)
苦難の末にNBA でリン旋風
リンがバスケットボールを始めるきっかけを作ったのは、スポーツが大好きな父親でした。リンは5 歳でバスケットボールに触れ、中学校のチームでポイントガードを担当。高校ではチームのキャプテンとなり、パロ・アルト高校をカリフォルニア州での優勝に導きました。高校卒業後はハーバード大学に入り経済学を主専攻、社会学を副専攻としました。大学のチームでは人を見抜く力があったコーチに恵まれ、スピードやジャンプ力、パス、ボールコントロールなどのテクニックを磨いたほか、メンタル面での落ち着きや冷静さなど試合本番で必要な知恵を身に付け、オールマイティな選手となりました。
大学を卒業してから、リンのNBA キャリアは順風満帆ではありませんでした。2010 年のドラフトで指名されず、落ち込んだ彼は家族とバッファローウィング150 本を買い、やけ食いしてうっぷんを晴らしました。偶然めぐってきたチャンスにより、リンはダラス・マーベリックスのメンバーとして出場したサマーリーグの試合でのプレーがマスコミとスカウトの目に止まりました。その後、リンはサンフランシスコ沿岸部のNBA チームであるゴールデンステート・ウォリアーズへの入団を決め、キリスト教で「神の数字」とされる背番号7 を付けました。こうしてNBA初の台湾系アメリカ人選手となったのです。しかし、猛者が集うNBAでリンはキャリア1 シーズン目、スターティングメンバーの補欠として29 試合に出場、1 試合当たりの平均出場時間は9.8 分とコートに出る機会が少なく、チームに解雇される恐怖心からバスケットの楽しさを見失い、人生のスランプに陥ってしまいました。2 シーズン目開幕前にゴールデンステート・ウォリアーズ、ヒューストン・ロケッツに続けて解雇された後、最終的にニューヨーク・ニックスと契約を結びました。
2012 年2 月4 日の対ニュージャージー・ネッツ(当時、現ブルックリン・ネッツ)戦はリンが本領を「爆発」させた日となりました。途中交代でコートに立つと、旋風のような素早い動きでリングを攻め、35 分で25 得点、7アシスト、5 リバウンドという好成績を記録し、チームを逆転勝利に導きました。同年2 月6 日のユタ・ジャズ戦でキャリア初のスターターとして出場すると、45 分で28 得点、8 アシストの活躍を見せ、チーム勝利の最大の立役者となりました。その後の試合でもリンは代表的プレーを繰り出し、増え続ける得点数で自身の記録を塗り替えただけでなく、プレーヤー・オブ・ザ・ウィークに選出され、「リン旋風」を巻き起こしました。このほかリンは同年、 米タイム誌の「世界で最も影響力のある100 人」にも選ばれました。
心でつながる台湾
大好物は夜市の「小吃」
バスケットボールファンの目にリンは卓越したテクニックを持つ選手としてだけでなく、熱心さ、誠実さ、親しみやすさといった特質を持つ人物として映っています。敬虔なキリスト教徒であるリンはコートに立つ前に必ず祈りを捧げ、故郷である台湾のことも気にかけています。毎年台湾に戻ってバスケットボールキャンプに参加したり、ファンイベントを開催してファンとの交流を楽しんだり、後進の育成に力を入れています。またこうした熱意と思いやりの精神を公益事業にも注いでおり、今年は「夢をかなえよう」がテーマのチャリティーイベント「公益圓夢日活動」に参加したり、バスケットボールトレーニングキャンプを催して若い学生たちと喜びを分かち合いました。
今年6 月に台北に帰ってきた際、リンの予定はびっしり詰まっていました。台北101 ビル近くの信義区のバスケットボールコートで台湾のSBL(スーパー・バスケットボール・リーグ、超級籃球聯賽)でプレーする弟の林書緯(ジョゼフ・リン)と対決したほか、台湾大学体育館で約2,000 名のファンと間近で交流しました。疲れ知らずのリンは強行軍でイベントをこなした後、台湾大学のバスケットボールコートに姿を現し、同大学の学生とスリーオンスリーを行ったため、周囲は学生たちの歓声で騒然となりました。
リンは「夜市(ナイトマーケット)で小吃(一品料理)を食べるのが大好きです。猪血糕(もち米に豚の血を加え固めたもの)やマンゴーかき氷など、どれも大好物です」と台北のグルメを大絶賛しています。驚異の胃袋の持ち主ですが、スポーツ選手としてコーチの言いつけは守る必要があり、新シーズン開幕を控えたリンは「非常に残念ですが、今回の帰台中はなるべく食欲を抑えるしかない」と話しました。

▲ マンゴーかき氷はジェレミー・リンが台湾で必ず食べるグルメです。(写真/台北市観光伝播局)
ユニバ選手を激励
「ディフェンス強化を」
これまで6 つのチームで戦ってきたリンですが、バスケットボールの楽しさを実感したのはシャーロット・ホーネッツに在籍していた去年のことと明かしました。「どのチームでもそれぞれの位置付けと、学ぶべきことがありますが、コーチやチームメートから気に入られているかどうかは自分でもはっきり分かります」と語ります。ただ、今はプレーを楽しむことが最も大切だということです。「ハーバード大学を卒業したとき、自分は世界の全てをつかみ、夢を実現できると思っていましたが、実際は6年かかってやっとNBAでの楽しさを見いだせました。この6 年間で多くの困難に直面し、成功の陰で虚しさを感じていました。でもこうした難題や苦労があったからこそ、自分は選手として成長できたんです」と話しました。
台北で開催される2017 年夏季ユニバーシアードを前に、どのような準備をすべきかについてリンは自身の経験を基に語りました。リンは「NBA のトッププレイヤーの多くはシーズンオフのトレーニングでディフェンスの基礎テクニックを強化しています」と説明し、台湾代表チームの選手たちにディフェンスを強化した方がいいと強くアドバイスしました。リン自身も数年前から毎週行う基本動作の練習やウェイトトレーニングとは別に、一定量のディフェンス訓練を練習メニューに加えたそうです。ディフェンス訓練をしっかり行えば、体格面で華人が先天的に持つハンディキャップを克服でき、選手自らも著しい上達を実感できるとリンは考えています。リンの高校時代のアシスタントコーチで、今年リンと共に台湾でのトレーニングイベントに参加したブランディン・ウィリアムズ氏は、リンがコート上で発揮する「第六感」の精度の高さは有名で、相手選手の動きや勝負に出てくるタイミングを読むのを得意としており、これらは地道なディフェンス訓練の賜物だと語っています。
テクニック以外のメンタル面では、リンは選手たちに気持ちを落ち着かせ、最高の状態で試合に臨むようアドバイスしました。自身の学生時代の経験を例に挙げ、テストの前のプレッシャーが大きいほど緊張してしまい、本番では頭が回らず期待の成績を残せないと指摘しました。ユニバに出場する若い選手たちに対し、いきなり基本動作を改めるのは非常に難しく、また非常にリスクが大きいため、うっかりすると本番でのパフォーマンスに響くと注意を促しました。既に十分なトレーニングを積んだのであれば、試合前は適度にリラックスし、自分を信じ切って思う存分コートでプレーした方がいいと考えています。
リンは故郷の人や物、事柄に愛着があり、台湾で長く生活したことはありませんが、NBA 引退後は台湾に定住したいと真剣に考えたことがあります。しかし、スポーツ選手としてピークを迎えているリンにはまだまだ多くの夢があり、ニューヨークのブルックリン・ネッツに入団した後もキャリアの頂点を目指し続ける構えです。以前、「夢と現実の折り合いをどうつけたらいいですか?」と聞かれた際、リンは間を置かずに「夢を現実にしたらいいのです」と答えました。リンにとって夢は手の届かないものでなく、自分を信じれば実現できるものです。「手放すこと」を学び、「楽しむこと」を見いだしたリンのバスケットボールの夢は現在進行中。リンが再び旋風を巻き起こすことを世界中が期待しています。
林書豪
生年月日:1988 年8 月23 日
現所属: NBA ブルックリン・ネッツ
学歴: 米ハーバード大学経済学部卒
キャリア実績
2008、2009 年: アイビー・リーグのファーストチームに選ばれる。NCAA(全米大学体育協会)ディビジョン1 の最優秀選手上位10 人にノミネートされる。
2012 年: プレーヤー・オブ・ザ・ウィークにNBA イースタン・カンファレンスから選出される。同週に所属のニックスは4 戦全勝。
2012 年: 米タイム誌の「世界で最も影響力のある100 人」に選ばれる。NBA 年間最優秀成長選手賞を受賞。
2014 年: クリーブランド・キャバリアーズ戦で15 得点、11 リバウンド、10 アシストとキャリア初のトリプルダブルを達成。
経歴
2006 ∼ 2010 年: NCAA ハーバード・クリムゾン
2010 ∼ 2011 年: NBA ゴールデンステート・ウォリアーズ
2011 ∼ 2012 年: NBA ニューヨーク・ニックス
2012 ∼ 2014 年: NBA ヒューストン・ロケッツ
2014 ∼ 2015 年: NBA ロサンゼルス・レイカーズ
2015 ∼ 2016 年: NBA シャーロット・ホーネッツ
2016 年∼: NBA ブルックリン・ネッツ
ジェレミー・リン
「自分を信じれば夢はかなう」
文 _ 袁庭堯、Sabrina
写真 _ ロイター、AP 通信、田明威、台北市観光伝播局
台湾系米国人のジェレミー・リン(林書豪)は米プロバスケットボールリーグ、NBA で「リン旋風(リンサニティ)」を巻き起こした後も挫折にくじけることなく、常に初心を忘れずバスケットボールへの情熱を抱き続け、夢を持つこととあきらめないことの大切さを伝えています。リンが歩んできた軌跡は人々に勇気を与え、アスリートとして最も素晴らしい模範となりました。
リンの「伝説」は2010 年に始まりました。補欠の選手がニューヨーク・ニックスを7 連勝に導くという、ハーバード大学卒の高学歴を持つ台湾系アメリカ人が巻き起こした「リン旋風」は今でも熱く語られています。その後6年間、背番号7 のこの若者は所属チームを転々とし、スランプにも陥りましたが、そのたびに自身を強く成長させ、さらにバスケットボールへの情熱と社会的に不利な立場にある子どもたちへの思いやりを行動で示してきました。
▲ ジェレミー・リンは故郷を気にかけ、台湾に帰った際にバスケットボールトレーニングキャンプに参加して後進の育成に力を入れています。(写真/田明威)
苦難の末にNBA でリン旋風
リンがバスケットボールを始めるきっかけを作ったのは、スポーツが大好きな父親でした。リンは5 歳でバスケットボールに触れ、中学校のチームでポイントガードを担当。高校ではチームのキャプテンとなり、パロ・アルト高校をカリフォルニア州での優勝に導きました。高校卒業後はハーバード大学に入り経済学を主専攻、社会学を副専攻としました。大学のチームでは人を見抜く力があったコーチに恵まれ、スピードやジャンプ力、パス、ボールコントロールなどのテクニックを磨いたほか、メンタル面での落ち着きや冷静さなど試合本番で必要な知恵を身に付け、オールマイティな選手となりました。
大学を卒業してから、リンのNBA キャリアは順風満帆ではありませんでした。2010 年のドラフトで指名されず、落ち込んだ彼は家族とバッファローウィング150 本を買い、やけ食いしてうっぷんを晴らしました。偶然めぐってきたチャンスにより、リンはダラス・マーベリックスのメンバーとして出場したサマーリーグの試合でのプレーがマスコミとスカウトの目に止まりました。その後、リンはサンフランシスコ沿岸部のNBA チームであるゴールデンステート・ウォリアーズへの入団を決め、キリスト教で「神の数字」とされる背番号7 を付けました。こうしてNBA初の台湾系アメリカ人選手となったのです。しかし、猛者が集うNBAでリンはキャリア1 シーズン目、スターティングメンバーの補欠として29 試合に出場、1 試合当たりの平均出場時間は9.8 分とコートに出る機会が少なく、チームに解雇される恐怖心からバスケットの楽しさを見失い、人生のスランプに陥ってしまいました。2 シーズン目開幕前にゴールデンステート・ウォリアーズ、ヒューストン・ロケッツに続けて解雇された後、最終的にニューヨーク・ニックスと契約を結びました。
2012 年2 月4 日の対ニュージャージー・ネッツ(当時、現ブルックリン・ネッツ)戦はリンが本領を「爆発」させた日となりました。途中交代でコートに立つと、旋風のような素早い動きでリングを攻め、35 分で25 得点、7アシスト、5 リバウンドという好成績を記録し、チームを逆転勝利に導きました。同年2 月6 日のユタ・ジャズ戦でキャリア初のスターターとして出場すると、45 分で28 得点、8 アシストの活躍を見せ、チーム勝利の最大の立役者となりました。その後の試合でもリンは代表的プレーを繰り出し、増え続ける得点数で自身の記録を塗り替えただけでなく、プレーヤー・オブ・ザ・ウィークに選出され、「リン旋風」を巻き起こしました。このほかリンは同年、 米タイム誌の「世界で最も影響力のある100 人」にも選ばれました。
心でつながる台湾
大好物は夜市の「小吃」
バスケットボールファンの目にリンは卓越したテクニックを持つ選手としてだけでなく、熱心さ、誠実さ、親しみやすさといった特質を持つ人物として映っています。敬虔なキリスト教徒であるリンはコートに立つ前に必ず祈りを捧げ、故郷である台湾のことも気にかけています。毎年台湾に戻ってバスケットボールキャンプに参加したり、ファンイベントを開催してファンとの交流を楽しんだり、後進の育成に力を入れています。またこうした熱意と思いやりの精神を公益事業にも注いでおり、今年は「夢をかなえよう」がテーマのチャリティーイベント「公益圓夢日活動」に参加したり、バスケットボールトレーニングキャンプを催して若い学生たちと喜びを分かち合いました。
今年6 月に台北に帰ってきた際、リンの予定はびっしり詰まっていました。台北101 ビル近くの信義区のバスケットボールコートで台湾のSBL(スーパー・バスケットボール・リーグ、超級籃球聯賽)でプレーする弟の林書緯(ジョゼフ・リン)と対決したほか、台湾大学体育館で約2,000 名のファンと間近で交流しました。疲れ知らずのリンは強行軍でイベントをこなした後、台湾大学のバスケットボールコートに姿を現し、同大学の学生とスリーオンスリーを行ったため、周囲は学生たちの歓声で騒然となりました。
リンは「夜市(ナイトマーケット)で小吃(一品料理)を食べるのが大好きです。猪血糕(もち米に豚の血を加え固めたもの)やマンゴーかき氷など、どれも大好物です」と台北のグルメを大絶賛しています。驚異の胃袋の持ち主ですが、スポーツ選手としてコーチの言いつけは守る必要があり、新シーズン開幕を控えたリンは「非常に残念ですが、今回の帰台中はなるべく食欲を抑えるしかない」と話しました。
▲ マンゴーかき氷はジェレミー・リンが台湾で必ず食べるグルメです。(写真/台北市観光伝播局)
ユニバ選手を激励
「ディフェンス強化を」
これまで6 つのチームで戦ってきたリンですが、バスケットボールの楽しさを実感したのはシャーロット・ホーネッツに在籍していた去年のことと明かしました。「どのチームでもそれぞれの位置付けと、学ぶべきことがありますが、コーチやチームメートから気に入られているかどうかは自分でもはっきり分かります」と語ります。ただ、今はプレーを楽しむことが最も大切だということです。「ハーバード大学を卒業したとき、自分は世界の全てをつかみ、夢を実現できると思っていましたが、実際は6年かかってやっとNBAでの楽しさを見いだせました。この6 年間で多くの困難に直面し、成功の陰で虚しさを感じていました。でもこうした難題や苦労があったからこそ、自分は選手として成長できたんです」と話しました。
台北で開催される2017 年夏季ユニバーシアードを前に、どのような準備をすべきかについてリンは自身の経験を基に語りました。リンは「NBA のトッププレイヤーの多くはシーズンオフのトレーニングでディフェンスの基礎テクニックを強化しています」と説明し、台湾代表チームの選手たちにディフェンスを強化した方がいいと強くアドバイスしました。リン自身も数年前から毎週行う基本動作の練習やウェイトトレーニングとは別に、一定量のディフェンス訓練を練習メニューに加えたそうです。ディフェンス訓練をしっかり行えば、体格面で華人が先天的に持つハンディキャップを克服でき、選手自らも著しい上達を実感できるとリンは考えています。リンの高校時代のアシスタントコーチで、今年リンと共に台湾でのトレーニングイベントに参加したブランディン・ウィリアムズ氏は、リンがコート上で発揮する「第六感」の精度の高さは有名で、相手選手の動きや勝負に出てくるタイミングを読むのを得意としており、これらは地道なディフェンス訓練の賜物だと語っています。
テクニック以外のメンタル面では、リンは選手たちに気持ちを落ち着かせ、最高の状態で試合に臨むようアドバイスしました。自身の学生時代の経験を例に挙げ、テストの前のプレッシャーが大きいほど緊張してしまい、本番では頭が回らず期待の成績を残せないと指摘しました。ユニバに出場する若い選手たちに対し、いきなり基本動作を改めるのは非常に難しく、また非常にリスクが大きいため、うっかりすると本番でのパフォーマンスに響くと注意を促しました。既に十分なトレーニングを積んだのであれば、試合前は適度にリラックスし、自分を信じ切って思う存分コートでプレーした方がいいと考えています。
リンは故郷の人や物、事柄に愛着があり、台湾で長く生活したことはありませんが、NBA 引退後は台湾に定住したいと真剣に考えたことがあります。しかし、スポーツ選手としてピークを迎えているリンにはまだまだ多くの夢があり、ニューヨークのブルックリン・ネッツに入団した後もキャリアの頂点を目指し続ける構えです。以前、「夢と現実の折り合いをどうつけたらいいですか?」と聞かれた際、リンは間を置かずに「夢を現実にしたらいいのです」と答えました。リンにとって夢は手の届かないものでなく、自分を信じれば実現できるものです。「手放すこと」を学び、「楽しむこと」を見いだしたリンのバスケットボールの夢は現在進行中。リンが再び旋風を巻き起こすことを世界中が期待しています。
林書豪
生年月日:1988 年8 月23 日
現所属: NBA ブルックリン・ネッツ
学歴: 米ハーバード大学経済学部卒
キャリア実績
2008、2009 年: アイビー・リーグのファーストチームに選ばれる。NCAA(全米大学体育協会)ディビジョン1 の最優秀選手上位10 人にノミネートされる。
2012 年: プレーヤー・オブ・ザ・ウィークにNBA イースタン・カンファレンスから選出される。同週に所属のニックスは4 戦全勝。
2012 年: 米タイム誌の「世界で最も影響力のある100 人」に選ばれる。NBA 年間最優秀成長選手賞を受賞。
2014 年: クリーブランド・キャバリアーズ戦で15 得点、11 リバウンド、10 アシストとキャリア初のトリプルダブルを達成。
経歴
2006 ∼ 2010 年: NCAA ハーバード・クリムゾン
2010 ∼ 2011 年: NBA ゴールデンステート・ウォリアーズ
2011 ∼ 2012 年: NBA ニューヨーク・ニックス
2012 ∼ 2014 年: NBA ヒューストン・ロケッツ
2014 ∼ 2015 年: NBA ロサンゼルス・レイカーズ
2015 ∼ 2016 年: NBA シャーロット・ホーネッツ
2016 年∼: NBA ブルックリン・ネッツ
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