
創意の都市・台北を照らす輝き
だんだん春らしい暖かさが感じられる台北、この都市には無限の創意があふれています。活気がみなぎり発展する各産業や、次世代経営者の画期的な考え方のいずれにもうかがい知ることができます。今号のカバーストーリーでは、老舗飲食店の方向転換のプロセスや、手作り靴、ユニークなファッション、デザイングッズ、フラワーデザインを手掛ける人々の起業の物語をお届けします。
「今年は心機一転!」2018年台北ランタンフェスティバルのアートディレクター、何景揚さんには、人気バンド、蘇打緑(ソーダグリーン)のギタリストでリーダーの阿福(アフー)という別の顔があります。今年の台北ランタンフェスはこれまでと異なり、200人余りのアーティストとともに、創意のパワーに満ちた素晴らしいアートでイベントを彩りました。若いアーティストたちが垣根を越え自分の長所を生かして、この伝統行事をいかに解釈したかを表現してくれました。
また、交通パス「北北基おもしろカード」を使って台湾北部を存分に楽しむ方法をお教えしましょう。色とりどりの花が満開となる季節の陽明山を訪れたり、北投で現存する最古の公衆浴場「瀧乃湯」を楽しんだり、中山北路の「条通」をぶらぶらしつつ昔と今を感じたり、赤峰街の路地裏をそぞろ歩き、新旧交錯する文化を体感したりと、このカードがあればきっぷ購入に並ぶことなく公共交通網を利用し、存分に台北を遊ぶ時間がたっぷり取れます。
美食は、経験豊富な日本人ジャーナリストの野嶋剛さんが手放しで認める台湾で最も魅力的なものです。特に台湾のどこでも見られる豆乳店や、街角のお財布にやさしい小吃など、ちょうど作家の焦桐さんおすすめの台湾風お粥にも通じるものがあり、味わい深い庶民の暮らしの姿を描き出してくれます。このほか、それぞれ特色ある料理の達人2人を取り上げています。「家宴(おもてなしのごちそう)」の蔡珠児さんと、食材に真摯に向き合う料理人、陳之穎さんに、自然な食の考え方を教えてもらいましょう。
だんだん春らしい暖かさが感じられる台北、この都市には無限の創意があふれています。活気がみなぎり発展する各産業や、次世代経営者の画期的な考え方のいずれにもうかがい知ることができます。今号のカバーストーリーでは、老舗飲食店の方向転換のプロセスや、手作り靴、ユニークなファッション、デザイングッズ、フラワーデザインを手掛ける人々の起業の物語をお届けします。
「今年は心機一転!」2018年台北ランタンフェスティバルのアートディレクター、何景揚さんには、人気バンド、蘇打緑(ソーダグリーン)のギタリストでリーダーの阿福(アフー)という別の顔があります。今年の台北ランタンフェスはこれまでと異なり、200人余りのアーティストとともに、創意のパワーに満ちた素晴らしいアートでイベントを彩りました。若いアーティストたちが垣根を越え自分の長所を生かして、この伝統行事をいかに解釈したかを表現してくれました。
また、交通パス「北北基おもしろカード」を使って台湾北部を存分に楽しむ方法をお教えしましょう。色とりどりの花が満開となる季節の陽明山を訪れたり、北投で現存する最古の公衆浴場「瀧乃湯」を楽しんだり、中山北路の「条通」をぶらぶらしつつ昔と今を感じたり、赤峰街の路地裏をそぞろ歩き、新旧交錯する文化を体感したりと、このカードがあればきっぷ購入に並ぶことなく公共交通網を利用し、存分に台北を遊ぶ時間がたっぷり取れます。
美食は、経験豊富な日本人ジャーナリストの野嶋剛さんが手放しで認める台湾で最も魅力的なものです。特に台湾のどこでも見られる豆乳店や、街角のお財布にやさしい小吃など、ちょうど作家の焦桐さんおすすめの台湾風お粥にも通じるものがあり、味わい深い庶民の暮らしの姿を描き出してくれます。このほか、それぞれ特色ある料理の達人2人を取り上げています。「家宴(おもてなしのごちそう)」の蔡珠児さんと、食材に真摯に向き合う料理人、陳之穎さんに、自然な食の考え方を教えてもらいましょう。
- 歩く、考える、書く 野嶋剛さん流・ 台北の味わい方 (TAIPEI Quarterly 2018 春季号 Vol.11)歩く、考える、書く 野嶋剛さん流・ 台北の味わい方 文 _ 江欣盈 写真 _ 施純泰、野嶋剛 台北は小さく、一日でいろんなことができます。 冬の朝、事務所から潮州街の豆乳店「新鮮豆漿店」まで歩いて行くと、店頭には熱気が立ち込めています。アツアツの焼餅(中華風焼きパン)をお供に温かい豆乳をゴクリ。やさしく、しかし身心がシャキッとします。それから調...39762018-03-19
- 地球の多様な文化の探検家 セントクリストファー・ネーヴィス駐台大使 ジャスミン・ハギンズさん (TAIPEI Quarterly 2018 春季号 Vol.11)地球の多様な文化の探検家 セントクリストファー・ネーヴィス駐台大使 ジャスミン・ハギンズさん 文 _ Rick Charette 写真 _ 楊佳穎 さてここで問題です。世界地図の前に座って5秒以内にセントクリストファー・ネーヴィスがどこにあるか指差してください。当てられたらあなたは高校時代、地理の先生のお気に入りだったに違いありません。 この人口5万人...24472018-03-19
- 食卓に幸せの温もり 蔡珠児さんのおもてなし家庭料理 (TAIPEI Quarterly 2018 春季号 Vol.11)食卓に幸せの温もり 蔡珠児さんのおもてなし家庭料理 文 _ 楊美娟 写真 _ 梁忠賢 ▲蔡珠児さんは友達と食卓を囲みながらあれこれ語るのが大好きで、幸せなコミュニケーションのひとときを楽しんでいます。(写真/梁忠賢) 蔡珠児さんが手掛ける「家宴(おもてなしのごちそう)」は、友達の間で話題になるほど手が込んでいます。蔡さんはこれを盛大な行事と考え、数週間前から計...17702018-03-19
- 地元食材を生かす極上の饗宴 食材本来の味を追求する料理人—陳之穎さん (TAIPEI Quarterly 2018 春季号 Vol.11)地元食材を生かす極上の饗宴 食材本来の味を追求する料理人—陳之穎さん 文 _ 黄星若 写真 _ 陳弘岱 ▲陳さんは旬の食材を使用して、食材本来の色と味を引き出すことにこだわっています。(写真/陳弘岱) 「レシピは一切信じていません。信じているのは自分の舌だけです」。北投老爺酒店(ホテルロイヤル北投)の館内にあるフレンチレストラン「PURE cuisine純・欧法...17952018-03-19
- 台湾人の理想の朝ごはん 台湾風お粥食べ比べ (TAIPEI Quarterly 2018 春季号 Vol.11)台湾人の理想の朝ごはん 台湾風お粥食べ比べ 文 _ 焦桐 写真 _ 楊智仁 ▲葉記肉粥のお粥は見た目は素朴ですが、味付けが絶妙です。(写真/楊智仁) 大稲埕にある「葉記肉粥」。ここの肉粥は生米から煮上げる「中華粥」でなく、台北のほとんどのお粥店と同じように「湯泡飯」(雑炊)に分類されます。味付けが絶妙で、最も素朴なお粥と言えるでしょう。定番の具材である刻みネギ...149472018-03-19
- ミュージシャンの感性で伝統に新風 心機一転・幸せ伝える ランタンフェス蘇打緑・阿福さん (TAIPEI Quarterly 2018 春季号 Vol.11)ミュージシャンの感性で伝統に新風 心機一転・幸せ伝える ランタンフェス蘇打緑・阿福さん 文 _ 林秀涵 写真 _ 劉徳媛、高讃賢 ▲阿福さんは台北ランタンフェスにアーティストを結集させ、ともに幸せな視覚の饗宴を繰り広げました。(写真/劉徳媛) 人気ロックバンド、蘇打緑(ソーダグリーン)が3年間の活動休止を宣言しましたが、バンドリーダーの阿福(アフー)さんは相...13802018-03-19
- 伝統と革新で 道を切り拓く 台北の産業界に脈打つ 新たな鼓動 (TAIPEI Quarterly 2018 春季号 Vol.11)伝統と革新で 道を切り拓く 台北の産業界に脈打つ 新たな鼓動 文 _ 王瑞芬 写真 _ 台北市産業発展局、聯合知識庫 台北市は「2016世界デザイン首都(WDC)」として、さまざまなデザインによる都市振興プロジェクトを行い、グローバルな流行に地球温暖化対策、環境保護、健康、ロハスといったテーマを取り入れた次世代のデザイン・コンセプトを提示しました。それは台北市が...13092018-03-16
- 未来を切り拓く「自分だけの個性」 アイデアと遊び心で ファッションに新風 (TAIPEI Quarterly 2018 春季号 Vol.11)未来を切り拓く「自分だけの個性」 アイデアと遊び心で ファッションに新風 文 _ 黄星若 写真 _ 黄建彬 ファッションやデザインの歴史を紐解けば、すぐに分かることがあります。流行とは大抵、一時的なものに過ぎず、時代の洗礼を受けてなお、揺るぎない人気を保ち続けてはじめて「定番」となるということです。そこでファッション業界では、目まぐるしく変化する潮流の中でいかに埋もれな...17712018-03-16
- 伝統と革新が生んだ 心打つ老舗の味わい (TAIPEI Quarterly 2018 春季号 Vol.11)伝統と革新が生んだ 心打つ老舗の味わい 文 _ 張文馨 写真 _ 黄建彬 ▲70年以上の歴史を持つ「合興糕糰店」は伝統を受け継いだ娘夫婦の革新によって老舗ブランドとして生き残る道を見出しました。(写真/黄建彬) 美食とは、お腹を満たすためだけのものではなく、ある地域の生活と文化を映し出すものでもあります。百年の歴史ある老舗から創作料理の店までさまざまな...14192018-03-16
- 平凡なものを 素敵に変える デザイナーの手が創る 生活のぬくもり (TAIPEI Quarterly 2018 春季号 Vol.11)平凡なものを 素敵に変える デザイナーの手が創る 生活のぬくもり 文 _ 張文馨 写真 _ 劉徳媛 ▲活況が続くフラワーデザインと花き産業は生活を豊かにします。(写真/劉徳媛) 台北はさまざまなデザイン分野の人材とアイデアが集まる大都市です。華山1914文化創意産業園区と松山文創園区だけでなく、各地で不定期に行われるフリーマーケットやデザイン展も新...13672018-03-16
- すいすいお得な台湾北部 北北基おもしろカード (TAIPEI Quarterly 2018 春季号 Vol.11)すいすいお得な台湾北部 北北基おもしろカード 文 _ 台北市観光伝播局 写真 _ 台北市観光伝播局、台北101ビル展望台、国立故宮博物院 財布の中に一枚あるだけで、台北市、新北市、基隆市の人気スポットをめぐり放題のカードがあります。有効期間中はさまざまな公共交通機関で何度でも利用でき、交通費はおろかきっぷ購入に並ぶ時間まで節約できます。この台湾北部をめぐるのに一押しの...13492018-03-16
- 春の日、幸せ、愛で満たされる 2018台北 ツツジフェスティバル (TAIPEI Quarterly 2018 春季号 Vol.11)春の日、幸せ、愛で満たされる 2018台北 ツツジフェスティバル 文 _ 張文馨 写真 _ 黄建彬、台北市観光伝播局 街いっぱいの花々が満開で春の到来を迎えます。陽明山フラワーフェスティバルを皮切りに、2018台北ツツジフェスティバル、竹子湖のカラーフェスティバル(カラー=オランダカイウ)が次々と行われ、台北の人々も色とりどりの花のじゅうたんを愛でながら春の訪れ...12532018-03-16
- 北投の古い邸宅と 名士をめぐる物語 (TAIPEI Quarterly 2018 春季号 Vol.11)北投の古い邸宅と 名士をめぐる物語 文 _ 鍾文萍 写真 _ 楊智仁、王暁菁 ▲和洋折衷様式の梅庭は、于右任の旧別荘という歴史的価値も備えています。(写真/楊智仁) 多くの温泉が集まり、老木が影を成す北投。市街地の喧騒とは違った静けさをたたえ、にぎやかな台北市において宝物のような存在で、行楽地としてだけでなく、落ち着いた暮らしを営むのにも適しています。そ...17022018-03-16
- 北投の「少帥禅園」で 張学良をしのぶ (TAIPEI Quarterly 2018 春季号 Vol.11)北投の「少帥禅園」で 張学良をしのぶ 文 _ 鍾文萍 写真 _ 楊智仁 ▲張学良が一時期を過ごした「幽雅招待所」を改築した温泉レストラン「少帥禅園」は行楽客に人気のスポットとなっています。(写真/楊智仁) 張学良はかつて、北投で2年を過ごしました。この「幽雅招待所」は、今では温泉レストラン「少帥禅園」に生まれ変わり、台湾と中国の人々がお互いの国を旅行する新しい...25582018-03-16
- 瀧乃湯と 皇太子裕仁親王 (TAIPEI Quarterly 2018 春季号 Vol.11)瀧乃湯と 皇太子裕仁親王 文 _ 鍾文萍 写真 _ 楊智仁 ▲「皇太子殿下御渡涉記念碑」は、裕仁親王がここを訪れたことを証明する重要な史跡です。(写真/楊智仁) 1895年、台湾初の民営温泉旅館「天狗庵」が北投渓(川)のほとりに開業し、台湾における温泉文化が幕開けました。この温泉旅館に触発された地元住民が1907年ごろ、北投渓・第二滝の下方に木材や石を用いて天然の「...40652018-03-16
- 昔と今が行き交い溶け合う 中山北路「条通」と赤峰街 移ろいゆく人々の暮らし (TAIPEI Quarterly 2018 春季号 Vol.11)昔と今が行き交い溶け合う 中山北路「条通」と赤峰街 移ろいゆく人々の暮らし 文 _ 高穂坪 写真 _ 黄宇凡、劉徳媛、中央通訊社、聯合知識庫、台北市立文献館 ▲1957年、台北で最も近代的な通りであった中山北路。(写真/台北市立文献館提供) 過去と現在が交錯する台北の路地には、いくつもの時代を経て積み重ねられたさまざまな文化の足跡が残されていま...47232018-03-16
- TAIPEI Quarterly 2018 春季号 Vol.11創意の都市・台北を照らす輝き だんだん春らしい暖かさが感じられる台北、この都市には無限の創意があふれています。活気がみなぎり発展する各産業や、次世代経営者の画期的な考え方のいずれにもうかがい知ることができます。今号のカバーストーリーでは、老舗飲食店の方向転換のプロセスや、手作り靴、ユニークなファッション、デザイングッズ、フラワーデザインを手掛ける人々の起業の物語をお届けします。 「今年...10272018-03-12