TAIPEI 2016夏季号 Vol.04—認可宿泊施設で 素晴らしい台北の旅を発表日：2016-07-12
更新日：2016-09-23
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文 ＿ 許麗芩
写真 ＿ 許育愷
格安航空会社（LCC）の台頭に伴い、各国からの自由旅行客が増加しています。とくに「レッドアイ」と呼ばれる深夜便の利用客はいつも深夜か早朝に到着した後、荷物を転がしながらホテルにチェックインします。そのため台北駅周辺では続々と宿泊施設が増えています。
新しい宿泊施設はほとんどが24 時間チェックイン可能で、タクシー手配、モーニングコール、無料の荷物預かりサービスなどを提供しています。さらに臨時の入浴と着替えのサービスを受けられるところもあります。
ロビーに掛けられている「H」が描かれた金色の看板は、この宿泊施設が認可施設であることを表しています。用地、防火施設、建築材料、エレベーターや空調、消火器、非常口などが厳しい公共安全に関する申告、消防設備の審査をクリアしている証拠で、この看板は利用客にとって安全のお守りであると言えるでしょう。
数百元で泊まれる
良質な宿泊施設も
今後開通するMRT 空港線、台北の新たな玄関口となる北門駅付近に位置するイン・キューブ（品格子旅店）3S 館は、低価格かつ特色あるバックパッカー向けの宿泊施設です。小さく清潔な部屋は1 坪もありませんが、快適なベッド、テレビ、WiFi などが揃っています。気の利いた女性専用ルーム、バスルーム、パウダールームもあり、旅行好きの女性も安心して台北を満喫することができます。
1. ロビーに掛けられている「H」が描かれた金色の看板は、利用客にとって安全のお守りです。
イン・キューブの呉孟軒董事長はかつて新竹のサイエンスパークでエンジニアをしていて、旅行客の特徴についての分析が得意です。「旅客数の成長はLCC の増便と直接はっきりとした関係があります。例えば、韓国からは5 社のLCCが毎日運航しています。利用客の大多数が初めて台湾へ来た人たちで、活動範囲は台北市、新北市がメインです」呉董事長はこう話します。韓国人旅行客の増加に対応するため、イン・キューブ3S 館には韓国語を話せるスタッフが多く働いており、案内マークも韓国語表示を増やしました。また韓国のデパートにならってマウスウォッシュを用意し、利用客が爽やかな息を保てるようにしてあります。面白いことに、台湾の老舗ブランドの歯磨き粉、たんすに入れて使う衣類の芳香剤、インスタントのミルクティーなどが韓国人旅行客に最も人気があるお土産なのだそうです。2015 年度に台湾を訪れた韓国人旅行客は延べ65 万8,757 人で、2014 年度より24.84％増加しました。これはLCCと低価格宿泊施設の優良なサービスと密接な関係があります。
2. イン・キューブは細やかなサービスと優良な設備を提供しています。
宿泊施設の品質向上に努める台北市
台北市観光伝播局の沈永華専門委員によると、現在すでに17 社のLCC が台湾と各国を結んでおり、主に自由旅行の人々が利用しているとのことです。2015 年度を例に挙げると、新たにオープンした宿泊施設の40％がベッドごとに宿泊料金を計算するユースホステルやイン・キューブ3S 館のようなバックパッカー向けの施設でした。台北市にはこのような宿泊施設が合計30 施設以上、2,200のベッドがあり、一晩数百元で利用できる低価格で優良な宿が提供されています。
各部屋の内装はそれぞれ工夫が凝らされていますが、ちりひとつ落ちていない公共のバスルーム、高速インターネット、熱心で親切なフロントサービスは共通した特徴です。今後も台北市は宿泊施設のバリアフリー環境の改善、公共安全への補助、古い宿泊施設の改善指導、さらにムスリム・フレンドリーなど多様な文化の人々も利用しやすい宿泊施設の提供などを盛り込んだ計画を推進し、台北の宿泊サービスの品質向上にたゆまぬ努力を続けます。
認可宿泊施設は「台湾旅宿網（taiwanstay.net.tw）」で調べることができます。宿泊前に認可施設であることを示す登録番号を確認してください。
写真 ＿ 許育愷
格安航空会社（LCC）の台頭に伴い、各国からの自由旅行客が増加しています。とくに「レッドアイ」と呼ばれる深夜便の利用客はいつも深夜か早朝に到着した後、荷物を転がしながらホテルにチェックインします。そのため台北駅周辺では続々と宿泊施設が増えています。
新しい宿泊施設はほとんどが24 時間チェックイン可能で、タクシー手配、モーニングコール、無料の荷物預かりサービスなどを提供しています。さらに臨時の入浴と着替えのサービスを受けられるところもあります。
ロビーに掛けられている「H」が描かれた金色の看板は、この宿泊施設が認可施設であることを表しています。用地、防火施設、建築材料、エレベーターや空調、消火器、非常口などが厳しい公共安全に関する申告、消防設備の審査をクリアしている証拠で、この看板は利用客にとって安全のお守りであると言えるでしょう。
数百元で泊まれる
良質な宿泊施設も
今後開通するMRT 空港線、台北の新たな玄関口となる北門駅付近に位置するイン・キューブ（品格子旅店）3S 館は、低価格かつ特色あるバックパッカー向けの宿泊施設です。小さく清潔な部屋は1 坪もありませんが、快適なベッド、テレビ、WiFi などが揃っています。気の利いた女性専用ルーム、バスルーム、パウダールームもあり、旅行好きの女性も安心して台北を満喫することができます。
1. ロビーに掛けられている「H」が描かれた金色の看板は、利用客にとって安全のお守りです。
イン・キューブの呉孟軒董事長はかつて新竹のサイエンスパークでエンジニアをしていて、旅行客の特徴についての分析が得意です。「旅客数の成長はLCC の増便と直接はっきりとした関係があります。例えば、韓国からは5 社のLCCが毎日運航しています。利用客の大多数が初めて台湾へ来た人たちで、活動範囲は台北市、新北市がメインです」呉董事長はこう話します。韓国人旅行客の増加に対応するため、イン・キューブ3S 館には韓国語を話せるスタッフが多く働いており、案内マークも韓国語表示を増やしました。また韓国のデパートにならってマウスウォッシュを用意し、利用客が爽やかな息を保てるようにしてあります。面白いことに、台湾の老舗ブランドの歯磨き粉、たんすに入れて使う衣類の芳香剤、インスタントのミルクティーなどが韓国人旅行客に最も人気があるお土産なのだそうです。2015 年度に台湾を訪れた韓国人旅行客は延べ65 万8,757 人で、2014 年度より24.84％増加しました。これはLCCと低価格宿泊施設の優良なサービスと密接な関係があります。
2. イン・キューブは細やかなサービスと優良な設備を提供しています。
宿泊施設の品質向上に努める台北市
台北市観光伝播局の沈永華専門委員によると、現在すでに17 社のLCC が台湾と各国を結んでおり、主に自由旅行の人々が利用しているとのことです。2015 年度を例に挙げると、新たにオープンした宿泊施設の40％がベッドごとに宿泊料金を計算するユースホステルやイン・キューブ3S 館のようなバックパッカー向けの施設でした。台北市にはこのような宿泊施設が合計30 施設以上、2,200のベッドがあり、一晩数百元で利用できる低価格で優良な宿が提供されています。
各部屋の内装はそれぞれ工夫が凝らされていますが、ちりひとつ落ちていない公共のバスルーム、高速インターネット、熱心で親切なフロントサービスは共通した特徴です。今後も台北市は宿泊施設のバリアフリー環境の改善、公共安全への補助、古い宿泊施設の改善指導、さらにムスリム・フレンドリーなど多様な文化の人々も利用しやすい宿泊施設の提供などを盛り込んだ計画を推進し、台北の宿泊サービスの品質向上にたゆまぬ努力を続けます。
認可宿泊施設は「台湾旅宿網（taiwanstay.net.tw）」で調べることができます。宿泊前に認可施設であることを示す登録番号を確認してください。
