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大象無形――尚濤水墨画展

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発表日:2017-03-30

更新日:2017-05-19

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大象無形――尚濤水墨画展
イベント日時
場所
台湾台北市中正区南海路49号
大象無形――尚濤水墨画展
2017.03.17 - 2017.04.23
展覽場所:国立歴史博物館 四階展場

大象無形――尚濤水墨画展

水墨画は、簡素にして深遠であることを旨とし、東洋的な美の基調を為していますが、同時に時代や社会を映すものでもあり、実に優れたものです。

尚濤氏の作品は、それが花の絵であれ何であれ、簡潔さと天地のコントラストという中国文人画の美意識とは違う、太く力強い筆使いによる新境地を開いています。それは、とても単純な表現でありながら、実に多くの思いを表しています。このような水墨表現を見せる氏は、中国の文化における尊敬すべき美の開拓者であり、継承者と言って良いでしょう。

老子は、「大巧若拙、大辯若訥(本当に巧みなものは却って下手に見え、雄弁なものは却って口下手に見える)」と言っていますが、尚濤氏の水墨画には、絵として表されたものに止まらず、語られていないものが聞こえ、描かれていないものが見えて来ます。氏は、「神遇而不以目視、官知止而神欲行」(心の眼で見る)ということを大切に絵を描き、心で感じたままに作品を生み出しているのです。

時代の大きな流れの中で、尚濤氏は、その作品に常に変化の余地を残しています。環境が変化する中でも簡素であることにこだわり続け、「外師造化、中得心源」(自然に学び、心に聴く)という伝統の美学を大切にし、「縦使筆不筆、墨不墨、画不画、自有我在」(絵は自らの中にこそある)を実践する氏は、信頼度十分で常に前に進み続ける芸術家なのです。

国立歴史博物館
10066 台北市南海路49号
TEL: +886-2-23610270

http://www.nmh.gov.tw/jp/exhibition_2_1_22_829.htm?1

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