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台北観光サイト

青草巷

アンカーポイント

発表日:2011-05-18

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艋舺龍山寺からちょっと道を曲がれば、広くその名を知られる「青草巷」です。わずか45mの細い路地に入ったら、深呼吸してみてください。青草の香がするでしょう。それに、山のように積み上げられた薬草に目を見張らずにはいられません。この通りにあるお店は小さいけれど歴史ある老舗ばかりです。どのお店にも秘伝の処方があるんですよ。
伝統的な青草店は万華で古くから栄えてきました。100年以上前、まだ医薬品が発達していなかった時代、人々はほとんど医者にかかることもなく、身体の調子が悪ければ、大病であれ、わずかな痛みであれ、原因不明の難病であれ、たいてい龍山寺へ薬草処方のおみくじを引きに行き、その後、近くの青草巷で薬草を処方してもらいました。これが清代の人々の一般的な医療でした。そのため、青草巷は「命を救う街」と呼ばれるようになったのです。
1980年頃に龍山寺は医療行為を行わなくなり、薬のおみくじを引きたくても引けなくなりました。それでもその名を慕って訪れる人々が後を絶ちませんでした。2000年頃、台北市政府は環境整備を始め、青草巷も趣深い下町へと姿を変えました。龍山寺へ詣でる善男善女や遠方から訪れる観光客の多くが、ここで新鮮な薬草や特製の薬草茶をおみやげに買って帰ります。
龍山寺に詣でた後は青草巷で暑気払いの青草茶を買い、お茶を飲みながらあちらこちらを見物しましょう。昔懐かしい雰囲気に満ちた時を過ごすのもなかなかいいですよ。
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