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台北観光サイト

国立歴史博物館

アンカーポイント

発表日:2016-11-24

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台北植物園に隣接する国立歴史博物館は1955年に開設されました。国民政府が台湾を接収した後に最初に建てられた国立博物館で、略称は「史博館」と言います。
中国の宮殿を模した建築様式で、屋根には「歇山重簷式」というスタイルを採用しています。青い瑠璃瓦と赤い廊下の柱が壮大かつ優雅な雰囲気を漂わせています。入口には魚が泳ぐ池と東屋があり、後方の植物園には静寂に包まれた蓮の花の池があります。古典的な雰囲気に満ちたスポットです。
 
館内のコレクションは中国の華夏文物と台湾の文物が中心で、約6万点近くを数えます。前史時代の彩陶や商周の甲骨、青銅器、唐三彩、石刻の仏像、そして張大千、溥心畬らの書画作品などが収蔵されています。有名なコレクションとしては、国宝級と評される春秋末期・衛国の君主の護身用短剣、春秋期の蟠龍方壷と獣形青銅器などが挙げられます。3階の常設文物展のほか、不定期に各国の著名な博物館のコレクションや芸術作品も展示しています。展示内容はバラエティに富んでおり、過去と未来、東洋と西洋の文化を網羅しています。芸術愛好家たちが休日に必ず訪れるスポットとなっています。
 
展示エリアを参観後は博物館の3階にある「荷風閣」でお寛ぎください。遠くには植物園の緑を眺められます。本館2階のカフェ「荷豊水月」と4階の英国式喫茶店「Cutty Sark卡提撒克」では中国式、西洋式の軽食、飲み物、コーヒーを提供しています。ゆったりとした空間の中で歴史の香りをじっくりと味わいましょう。
 
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