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TAIPEI 2015秋季号 Vol.01—地方産業の新興と活性化 古いエリアの新たなポイント

アンカーポイント

発表日:2016-06-14

更新日:2016-09-23

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1980 年代の半ばから後期にかけて、金融、商業、ハイテク産業の
台頭で台北市のライフスタイルと産業構造が変化し、
台北の中心地域は次第に東に移り、
大稲埕地域の成長力は減速してしまいました。
かつて華やかさを極めた大稲埕は、
産業の流出に伴い没落し衰退していきました。
忘れられた古い地域は今、再び多くの注目を集め、
国際企業やクリエイティブな若者たち、新しいブランドが続々と
オープンしています。
従来の地域の特色を維持しつつ、いかに再生の力を注入するかが、
台北市の喫緊の課題となっています。

1. 大龍夜市_王能佑攝_台北市大龍街.jpg
2. 大龍夜市_王能佑攝_台北市大龍街.jpg
 大龍街夜市は美食がいっぱい。(写真/ 台北市産業発展局提供)

四大プロジェクト
地方振興産業
台北市産業発展局は、地方振興産業の4 つのプロジェクトを計画しています。これは「大龍峒商業活化コーナー計画」、「大稲埕創意生活産業発展計画」、「鉄木臻風華エリア再建計画」、「商業圏産業ビジネスチャンス活発化補助計画」で、立地条件や発展経緯の異なる大同区の8 つの商業エリア( 大龍峒、大橋頭延三、朝陽服飾材料街、台北駅裏「後車站」、華陰街、寧夏、円山、大稲埕)、伝統産業の通り2 本(打鉄街、木材街)を対象に、商業圏特別プロジェクト指導と自主提案の2 種の補助をし、商業圏の特色やパワーを掘り起し、地方産業の価値の向上を手助けします。毎年延べ10 万人以上の訪問客、毎年商業圏の1 割の業績向上、新規事業や青年の起業で延べ千人の雇用機会の創出を計画しています。
 
伝統産業の再生
南北大同の2 つの中心を確立
大同区の伝統産業再生は、南北の大同でそれぞれ中心を確立することを目標にしています。北大同は大龍峒商業圏を中心的な実施の場とし、飲食、台湾伝統の味「粿仔」、夜市などグルメが体験できる特色あるエリアを創造します。南大同は大稲埕商業圏が中心的な実施の場で、海外向けアクセサリー、布、鉄、木材などの手工業の伝承で、みんなで手工芸エリアにしていきます。
 
花博・台北駅 2 つの中心を
持つ青年創造の発信地
同時に、「TSS 台湾新創競技場」(元台北市花博公園会館国際創新創業パーク)と「台北駅」を北、南の大同の青年起業の発信地にします。このうち行政院国発会と提携したTSS 台湾新創造競技場は、海外を市場としたイノベーションを集め事業創出を促進、国内外の起業コースの紹介、起業交流活動、国内外の業務相談サービス、海外メディアセールスの相談など、新しく高い付加価値を持った新規事業をすばやく発展させ世界の市場に登場させるお手伝いをしていきます。


3. 二樓布業批發商場 (24).jpg
  • (写真/ 台北市産業発展局提供)
今後、台北駅3 ~ 6 階にある面積約6800 坪が使用可能な場所に、若者の起業スペース「台北メインステーション・シティ」を計画しています。ここには起業交流の場、学習センターとパフォーマンスや展示のスペースなどを造ります。

5. 後車站華陰街商圈皮飾配件.jpg
台北駅裏「後車站」/ 華陰街商業圏の皮革製品やアクセサリー(写真/ 台北市産業発展局提供) 


6. 臺北車站.jpg
台北駅が青年起業の発信地に変身。(写真/ 台北市産業発展局提供)
 
 

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