TOP メインコンテンツセクションに行く

台北観光サイト

TAIPEI 2015冬季号 Vol.02—ベロシティ・グローバル 来年3 月台北で開催

アンカーポイント

発表日:2016-06-22

更新日:2016-09-23

2123

文 蒋永祐 
写真 台北市交通局提供

1.jpg
▲台北の自転車環境は快適で安全、アジア初のベロシティ・グローバル開催都市となった。

台湾がアジアナンバーワンになりました! 公共のレンタサイクルサービス「YouBike」や自転車にやさしい都市と称される台北市が昨年、世界の多くの環境にやさしい都市の中で特に優れているとされ、アジアで初めて自転車国際会議「ベロシティ・グローバル(VelocityGlobal)」の開催都市に選出されました。来年2 月には、50 ヶ国の代表が台湾を訪れ会議に参加、台湾の「自転車王国」の名を再び国際社会に響かせることになります。
ベロシティ・グローバルはヨーロッパ自転車連盟(ECF)が主催する自転車に関する大型国際会議で、毎年エコロジーな都市を選んで開催されています。これまで開催されてきた都市は、オランダのアムステルダム、カナダのバンクーバー、フランスのナント、オーストラリアのアデレード、オーストリアのウィーンなど。ベロシティ・グローバルはこれまでもアクティブで多様な会議で、世界のエンジニア、プランナー、建築家、研究者、政策、教育の関係者などの異なる領域の自転車ファンの交流の場となっており、自転車観光、都市発展、デザイン政策などについて共にディスカッションされます。
国際社会を驚かせる
優れた自転車環境
去年5 月、台北市がECF でベロシティ・グローバルの開催都市の候補として名乗りを上げた際、雨の多い亜熱帯で、交通環境も複雑な都市で自転車が発展していけるのかと質問されたこともあります。ですが、台北のよりよい自転車環境、公共のレンタサイクルサービス「YouBike」推進の成功を理解してもらうと、各国からは驚嘆が相次ぎ、台北がアジアのトップを切ってベロシティ・グローバルの開催都市となることに賛同の声が上がったのです。

2_Velocity換圖.jpg
▲柯文哲台北市長は来賓と自転車で台北市を一周、4 時間で70 キロを完走。

ベロシティ・グローバル2016 は、来年2016 年2 月27 日~ 3 月1 日に開催、これに合わせて世界でも名の知られた「台北国際自行車展」(台北国際自転車見本市)や「国際自由車環台公路大賽」(ツール・ド・台湾)も開催します。さらに世界自転車デザインコンテスト(IBDC)や自転車イノベーションデザイン賞(d&iアワーズ)などで自転車デザインフェアを行う予定です。その時には大会に東京、ソウル、コペンハーゲン、アムステルダム、デンマーク、ヘルシンキなど50 もの都市から参加者が訪れます。台北市では中央部会や産業界、NGO などとも協力していく予定です。
自転車で台北を行く 
絶景ルートは走りやすさ抜群
自転車界のこの世界的なイベントをひかえ、教育部体育署でも初めて全台湾絶景サイクリングコース10 選を募集するイベントを実施しました。国際的にも通用する走りやすさを目指して作られた台北河岸サイクリングロードは、絶景ルートに選ばれただけではなく、全国唯一のサイクリング専用道特別賞も受賞しました。
柯文哲台北市長はベロシティ・グローバル2016 のPR のため、国際記者会見に出席した他、先頭に立って自転車を4 時間こいで台北市を一周、70キロ近い道のりで、自転車が大好きな市長も降りた後もずっと「お尻が痛い!」と大変だったようです。
来年のベロシティ・グローバル2016は「自転車の進化」がメインテーマ、そして都市の進化、生活の変化、永続的経済、共有社会、デザインの変化の5 つのサブテーマを設けます。世界各国から1,000 人もの自転車ファンが訪れ、6,000人を超える市民がこの一連のイベントに参加すると見込まれます。交通局では、台北市がベロシティ・グローバルを開催することで、より安全で快適な自転車にやさしい環境を作り、自転車にやさしい都市となり、同時に世界に向けて台湾の自転車産業の実力を披露し、自転車産業のさらなる発展をもたらしたいとしています。

3.jpg
▲ベロシティ・グローバル2016 は来年2 月27 日~ 3 月1 日開催、世界の50 の都市から参加者が来台。
 

関連写真

Top