紹介
早期に台湾へ移り住んだ先人たちが目にした内湖区環山路一段・二段の辺りは、山の麓にあったため「山下」と呼ばれ、台湾語では「山麓」を意味します。すなわち内湖路一段411巷と二段以北から環山路一段・二段の地域は内湖の片隅に位置し、内湖の『山麓の片隅の媽祖』と称される『媽祖』が祀られている所です。毎年旧暦3月の第2土曜日には、媽祖の誕生を祝う巡業の儀式や、青い湖に花火が上がる芸術祭など、内湖地区最大の宗教イベントが盛大に行われています。内湖媽祖聖母殿に祀られた「内湖媽祖」は地域の人々の信仰を一心に集めています。殊に媽祖神像は早期から内湖地区の信者(信徒代表)の家々で順次祀られ、近年は麗山街46巷の内湖媽祖廟準備所に一時的に奉納されて「神あれど廟なし」の状態にありますが、信徒の敬虔な信奉は損なわれることなく、毎年行われる巡業の儀式には各地から信徒が相次いで訪れています。