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台北観光サイト

MRT北門駅構内遺跡

アンカーポイント

発表日:2016-11-24

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MRT北門駅(台北鉄道局)
MRT北門駅を通ると、壁一面に設けられた古跡の解説が目に付くはずです。駅構内には12箇所に遺蹟と出土した器物が埋め込み展示されています。一瞬にして好奇心が最高点まで高まることでしょう。
 
本来、北門駅付近の塔城街一帯は、清国時代の台湾巡撫である劉銘伝が台北に設置した機械局と鉄道工場があった場所でした。しかし時代の変遷とともに、地上では北門以外、清国時代の建築物は何も見られなくなってしまいました。目下、古跡と認定されている機械局東側の塀と四進衙門の壁の基礎は、北門駅脇の鉄道部西南側で発掘されたものです。機械局は機関車と兵器の修理工場でした。ここは台湾の現代化推進において無視できない役割を担ってきた場所で、当時、劉銘伝は積極的に洋務運動を推進していました。台湾を建設した歴史の証人でもあり、非常に重要な文化遺産でもあります。
 
このほか、北門鉄道遺跡には清国時代の石畳の道路もあります。長い板状の石と玉石が敷き詰められた道路は、都市の道路建設において重要な歴史的価値を有しています。特に板状の石の道路はこれまで例がなく、非常に貴重なものです。
 
MRT北門駅を利用するときには、ミニ博物館のような展示物をじっくりと眺めましょう。足元の場所はまさに北門鉄道遺跡であり、清国時代の石壁や戸口、機械局工場のほか、日本統治時代に設けられた下水道、排水管などが見られます。まるでタイムスリップしたかのようなディープな歴史スポットです。
 

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