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台北観光サイト

迪化商圈

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発表日:2016-11-24

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迪化商圈は大稲埕の迪化街を主要幹線道路とし、延平北路、貴徳街、民生西路、帰綏街一帯まで広がったエリアです。台北市内で最もよく保存され、最も歴史的意義をそなえた古い町並みです。
 
19世紀末から20世紀中期にかけて、すなわち清国末期から終戦まで、迪化商圈は一貫して台湾最大の問屋街でした。茶葉や漢方薬、乾物、布、絹などが大稲埕埠頭から国内外へ送られ、産業の発展をリードしてきました。台湾文化史の専門家である荘永明氏は、「迪化街は物流の中心地点であり、台北盆地の全体的な発展から見ると、台湾、並びに台北にとって最も重要な商業エリアでした。当時、茶葉を輸出する際,お茶の利潤がとても高く、船を空のままで返すわけにはいかなかったため、多くの舶来品が台湾へ運ばれました。こうして乾物の取引が盛んになり、特に台湾人は漢方薬を重視したため、漢方薬が取引されるようになりました。これにより人々の暮らしも良くなり、衣服を買い求める人が増え、布地の商売も盛んになったのでした。大稲埕のそれぞれの時代で誕生した産業はどれも重要でした」と語っています。
 
今日の迪化商圈はかつてのような台湾における貿易ビジネスをリードする立場にはありませんが、今でも賑やかな商売の気風が残っています。毎年旧正月前になると、迪化商圈は正月商品の買出しで賑わい、大変な人出となります。
 
また、迪化商圈は台湾の庶民料理のパラダイスでもあります。カジキのビーフンスープや、サクサクとした食感の「鶏捲(豚肉などを湯葉で揚げたもの)」、台湾らしさが詰まった「米苔目(米が原料の麺)」、魚団子、油飯(おこわ)、豚モツ入りスープなどは誰もがよく知る人気店です。乾物や布地を購入する時や、霞海城隍廟へ参拝する時には、忘れずにご当地グルメをお楽しみください。

 
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