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60年以上の歴史を誇る「晴光商圈」は晴光市場と双城美食街を含むエリアです。その範囲は中山北路、林森北路、民族東路と民権東路の一帯です。
 
戦後、米軍が台湾に進駐すると、ここには米軍専用のクラブや洋食レストラン、ベーカリー、バーなどが軒を並べるようになりました。また、舶来品の店があることでも知られるようになりました。ここは台北で最も早くから舶来品が売られていた場所であり、異国情緒が漂っていました。時代の変遷とともに、晴光商圈の賑やかだった時代は過ぎ去りましたが、外国製の服飾品やギフト、宝飾品を扱った店には今でも昔なじみの顧客が遠くからわざわざ姿を見せることがあります。
 
今では商圈もその姿を一変させ、台北グルメたちのお気に入りの場所となっています。最も有名な「晴光意麺」はとろ火でゆっくりと煮込んだ肉そぼろに、香り高いネギ油の味が絡み、シンプルながらも奥深い味わいとなっています。このほか、おすすめの庶民グルメとしては大判焼きが挙げられます。香ばしい皮を一口噛めば、小豆の餡が口いっぱいに広がります。代々続く老舗も多く、タロイモ入りビーフンや、水餃子、牛肉麺、油飯（おこわ）などはグルメたちの間で高く評価されています。食事時にはすぐに満席となります。