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永楽市場

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発表日:2016-11-24

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永楽市場は迪化商業エリアにおける有名なランドマークの一つです。ここは1908年に開設されました。当時、迪化街は「永楽町」と呼ばれていたため、ここも「公設永楽町食料品小売市場」という名前でした。当時は台湾最大の輸入布地の卸売り市場でした。台湾文化史の専門家である荘永明氏は「永楽市場は当時、大きな特色がありました。それは中庭のそばに多くの布問屋が集結していることでした。あの時代、ちょうど台湾の紡績業が勃興し始めた頃、多くの人たちは既製服を買わず、自分で布地を買って服を作っていたのでした。ここ大稲埕は重要な布の供給地としての役割を担っていました。永楽市場周辺には多くの路地があり、今「ボタン街」と呼ばれる一帯にはボタンやチャック、レースなど衣料の周辺材料を扱う店が並んでいました」と描写しています。
 
百年後の今日、永楽町という地名はすでに過去のものとなり、台湾の布地市場も次第に衰退していますが、永楽市場は今も台湾最大の布地卸売りセンターであることは変わりません。「永楽布業商場」と名称を改めたほか、「台北布事館」も設立され、マーケットだけでなく、文化の伝承という役割も兼ね備えています。
 
現在の永楽市場ビルは1982年に改築されました。一階は伝統的な市場で、生鮮食料や雑貨、軽食、および裁縫関連の店が軒を並べています。ここには有名な「林合発油飯(おこわの店)」も入っています。二階、三階には色とりどりの布地を扱う卸業者が店舗を構えており、さまざまな顧客ニーズに応えています。主婦や手工芸愛好家、デザイナー、プロのダンサーにとって格好の宝探しスポットとなっています。布地を購入した後は、三階の仕立て屋でオーダーしましょう。手作りのカーテンやクッションを作ることができます。
 
永楽市場週辺には昔ながらの軽食店が多数集まっています。さつま揚げや青草茶(薬草茶)、土魠魚(さわら)のとろみスープ、米苔目(米が原料の麺)などをぜひお試しください。
 
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