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台北迪化街郵便局

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発表日:2016-11-24

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迪化街郵便局
在りし日の台北の風情を味わいたければ、大稲埕にある迪化街を訪れましょう。
 
ここは百年あまりにわたって、茶葉や漢方薬、乾物、絹の布地などの卸売りと小売りの場所として賑わってきました。その繁栄により精緻な連棟式の商店建築が多数生み出されました。漳州、泉州に由来する閩南式建築や、華麗なバロック風建築が古い町並みの中で絶妙のバランスを生み出しています。商店の陰に隠れるように佇むのが、シンプルな外観のモダニズム建築である台北迪化街郵便局です。
 
迪化街郵便局の歴史は1915年に建てられた「台北南街郵便局」まで遡ります。「南街」とは現在の霞海城隍廟から民生西路の迪化街まであたりを指します。ここには当時積極的に社会運動に取り組んでいた蒋渭水氏が電報を打ちに訪れたと言われます。迪化街はかつて「永楽町」と呼ばれていたため、1922年にここも「永楽町郵便局」と改称され、後に「迪化街郵便局」と改められました。
 
迪化街郵便局は一棟の古い洋館建築です。外観と騎楼(中国南方式のアーケード)はすでに修復されていますが、素朴な漆喰の壁や強調されたライン、明るい西洋的なデザインに当時の面影が感じられます。館内は天井が高く、壁には郵便局の歴史が記されています。黄ばんだ古写真も飾られており、百年前の繁栄に思いを馳せることができます。
 
迪化街郵便局を訪れたら、近くの霞海城隍廟へも訪れましょう。永楽市場そばの屋台料理を味わえば、思い出いっぱいの旅になること間違いありません。
 

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