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TAIPEI 2015秋季号 Vol.01—ユニバーシアード副執行長洪嘉文氏 台北をスポーティーな都市に

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発表日:2016-06-14

更新日:2016-09-23

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「2017 年の台北ユニバーシアード大会開催後、台北に何が残るかとよく聞かれます」台北市体育局局長でユニバーシアード副執行長を兼任している洪嘉文氏はこう切り出しました。そして「2017 年の台北大会は台北市が生まれ変わり、台北がスポーティーな都市になる式典のようなものです」と市民に対し台北の未来像を語りました。

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ユニバーシアード副執行長洪嘉文氏
 
自ら柯市長の「網の中」へ 「運動好き」が担う重責
多くの肩書きを持つ洪嘉文氏は毎日過密なスケジュールをこなし、「お昼の休憩時間までつぶして書類を見る」ほど。でも、運動好きの洪氏は運動で鍛えた体力にものを言わせ、公務がどんなに忙しくても楽しさとエネルギーに満ちています。もともとは新北市教育局に所属していたのですが、柯文哲台北市長の指名で台北市体育局局長の職に就きました。「跳火坑(飛んで火にいる夏の虫)」とからかわれる洪氏は大の運動好きで、理念や志が台北市長と近いため、これを機に台湾の運動力を向上させたいと考え、体育局長の職、さらには2017 年ユニバーシアード副執行長、台北ドーム準備処執行長の重責を引き受けたのです。さばさばした性格の洪氏は「責任を負い、課題に取り組み、適度なプレッシャーを持つことが前進の力です。誰もやらないなら、私がやります」と言います。

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 洪嘉文氏は、ユニバーシアードの開催で台湾の運動人口率が向上することを願っている。(写真/ 台北市体育局提供)

博士局長
大型スポーツ大会を推進
国立台湾師範大学教育学の博士号を取得した洪嘉文氏は、最近の台湾での大型国際スポーツ大会、例えば2009年ワールドゲームズや同年の夏季デフリンピック台北大会など開催に協力してきました。まさに本物のスポーツ推進者です。2017 年ユニバーシアード大会は、これまでの経験の集大成として氏の力や知識を発揮する最高の舞台となるに違いありません。
 
この「局長博士」である洪嘉文氏はユニバーシアードに明確な目標と夢があります。それはこれを機に台湾のスポーツへの理念と文化を変化させ、台湾の運動人口率を高めること。特に台北は開催都市として先進各国各都市の40 パーセントという運動人口率を目標に、台湾全国の運動競技大会でも上位に入れるようにし、2017 年のユニバーシアードのウォーミングアップとしたいかまえです。すばらしい成績と優れたスポーツ文化を通し、スポーツ産業のよりよい発展を促し、台北を都市ブランドとし、この都市への市民の共感とプライドを高める社会効果を生み出したいのです。
 
洪嘉文氏は、競技場では試合で勝ち負けが決まるが、もっと大切なのは運動が生活に根付き皆が楽しめることだと言います。もし市民が2017 年ユニバーシアードを迎える準備の時や大会終了後に「スポーツは楽しい」と感じ、それが日常生活に根付けば、2017年のユニバーシアードは充分価値のあるものになると語るのです。


文 許麗芩 写真 劉佳雯
 

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