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TAIPEI 2015秋季号 Vol.01—合法宿泊施設の豊富な選択肢 格安シェアハウスにご注意

アンカーポイント

発表日:2016-06-14

更新日:2016-09-23

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1. 丹迪旅店_王能佑攝_opt.jpg
合法宿泊施設のドアには緊急時避難経路が貼られている。(写真/ 王能佑) 

夏休み、多くの人が台北旅行に訪れます。しかし現時点で、台北市のいわゆる「民宿」が全て違法であることをご存知でしょうか。安いシェアハウスには危険が潜んでいるかも!合法宿泊施設こそ安心、台北市観光伝播局が安心で合法的な良い宿の選び方をご紹介します。
 
高雄在住の小晴さんは、夏休みに高校の同級生と4 泊5 日の台北女子旅行をすることに。ネットには素敵な内装のリーズナブルな宿がたくさん。でもちゃんとした住所や宿泊料金が表示れていません。旅行当日、なんとボロアパートの屋上に増築された部屋だと判明!いざ泊まってみると、防音性が低く蒸し暑くて風通しの悪い環境に一同興ざめ!ここでようやく違法のシェアハウスとわかったのです!
 
シェアハウスの安さに惑わされないで
安全安心こそポイント
台北市観伝局観光産業科の張坤海科長は、小晴さんの例は旅行者にとってよくあるケースだと言います。また、旅行前にインターネットで宿を予約する際はそこが合法かどうかの確認は必須、宿泊施設案内サイト「台北旅游網」(TRAVEL.TAIPEI)や「台湾旅宿網」(Taiwan Stay)が利用可能で、現地到着後も宿に「旅館業登記証」と専用マークが掛かり双方記載の番号が一致しているかどうかの確認が必要だそう。問合せ時、合法性について曖昧にされたら要注意です!
 
張氏によると、合法宿泊施設は部屋のドアに「避難逃生路線図及住宿須知」(避難経路と宿泊のご注意)と書かれた注意事項が貼られているとのこと。宿泊したら消火器や非常口などの設備と位置を必ず確認しましょう。また多くの合法宿泊施設は防火材料使用の規定に沿った絨毯やカーテンを利用し壁も一定の防火対策をしているので、安心して宿泊できます。
 
違法宿の施設や設備にはどのようなリスクがあるのでしょうか。張氏は、違法のアパートタイプの宿は、建築、消防、衛生などの管轄機関の検査を受けておらず賠償責任保険も未加入であるため、安全面に不安があると指摘します。また多くはアパートの一室や増築された屋上、狭い路地裏に作られているため、近隣住民の迷惑になったり、緊急時の避難動線の妨げになったりします。名前を隠して営業する業者もあり、トラブル発生時に宿泊客は賠償の請求先がわからず泣き寝入りしかないのです。本年6 月末までに台北市の合法的な一般および観光宿泊施設の総数は473 軒に達し、様々な価格帯の3 万室以上の客室があらゆる客層のニーズを満たせるようになったと張氏は言います。最も手軽で安心できる宿泊案内サイトは「台北旅游網」(TRAVEL.TAIPEI)と交通部観光局の「台湾旅宿網」(Taiwan Stay)で、掲載されているのは全て台北市内の合法宿泊施設です。
 
張氏はまた、現時点で台北市のシェアハウスや民宿はいずれも無許可営業なので、「発展観光条例」により違法経営の業者には18 万元以上90 万元以下の罰金、営業停止命令、給水・給電停止、強制的取壊し措置を科すなど営業停止に向けた措置を早急に講ずると強調します。業者に合法経営の意志があり、宿泊施設設立条件にも合致した場合は観伝局が前向きに指導をおこないます。
 
張氏は、自分の安全のため、台北観光やビジネスにはぜひ合法宿泊施設を選んでほしいと訴えます。なお台北市でのお問い合わせは専用ダイヤル1999(内線6896 / 7574)で台北市観光伝播局の相談窓口へどうぞ。

2. 香城大飯店_王能佑攝_opt.jpg
合法宿泊施設には旅館業専用マークがある。(写真/ 王能佑)
 
3. 三安旅館_大順旅館_opt.jpg
  • (写真/ 王能佑)
 
関連情報
台北旅游網(TRAVEL.TAIPEI)
www.travel.taipei
台湾旅宿網(Taiwan Stay)
taiwanstay.net.tw


文 Peggy Yu 写真 王能佑
 
 

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