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台北観光サイト

TAIPEI 2015秋季号 Vol.01—台北でアジア観光促進協議会開催 観光の新市場開拓へ

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発表日:2016-06-14

更新日:2016-09-23

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▲第14 回アジア観光促進協議会は、台北、東京、ハノイ、ジャカルタ、ソウルのアジアの5 つの都市が参加。

8 月13 日~ 16 日、台北で第14 回アジア観光促進協議会(CPTA) が開催されました。開会式には柯文哲台北市長が出席、ハノイ、ジャカルタ、ソウル、東京など各都市の代表とともに開会を宣言しました。
 
この会議にはアジアの計5 つの都市(台北、東京、ハノイ、ジャカルタ、ソウル)が参加、さらにトムスクやデリーなど7 つのアジアの都市が海を越えて新たな協力プロジェクトや共同宣言を発表しました。会員都市は「ワン・アジア・パス」を推進、そのデザインやPR 方法、オフィシャル・サイトのリニューアル、各都市の広告交換による相互観光PRなどを打ち出し、アジアへの旅を欧米やオーストラリア・ニュージーランドに広くアピールしていきます。
 
台北は今年も東京と相互観光PR を実施、台北のMRT 各駅の広告看板やプラットフォームのモニターなどで東京の観光PRが見られます。また9 月からは、東京の地下鉄の駅や車両内でも台北市の観光PR の情報が見られる予定。国際的な大都市東京とのこうした相互PR でコストを大幅に削減でき、さらに高い効果も得られます。今後、台北市ではハノイやジャカルタ、ソウルなどアジアの各都市とも提携プロジェクトの協議を続け、アジアの旅をお互いにPR していきます。
 
観光伝播局の簡余晏局長は、国連世界観光機関(UNWTO)のアジア観光トレンドの年間報告を取り上げ、2014 年には延べ2 億6 千人の観光客がアジアを訪れ、アジア地域の観光に勢いがあるとしています。今回の会議ではまた、地元台湾の広告代理店「達豊公関」の梁呉蓓琳総裁が今後の観光トレンドのモデルについて講演しました。彼女は、将来は若者が重要な観光ターゲットとなるので、従来の宣伝モデルを捨て、クリエイティブなものにしなければ効果は得られないと提言しました。このほか、高齢者向けの旅行も掘り起こすべきマーケットだと指摘、高齢者の場合、旅行の質や体験をより重視するので、よりよいサービスのほか専門的なサービスが欠かせないと述べました。
 
来賓の方々によりよい台北を知ってもらうため、台北市観光伝播局は特に楽しくおいしい台北日帰りツアーをご用意、各都市の代表を世界的に貴重な財宝を有する故宮博物院や、台北市で歴史的意味のある迪化街にお連れし、また水上バス「藍色水路」で淡水河の美しい夕日と夜景を楽しんでいただきました。観光伝播局は、鳥卦や紫微斗数算命などの占い、マッサージ、アルミクラフトや中国結などの工芸品、人物絵画といった体験活動を船内で実施、ゲストの皆さんに台北の文化と生活を体験してもらいました。おみやげは、焼きたての銘菓台北餅と木柵農協の韻紅紅茶です。10 年前に台北で行われた第4 回アジア観光促進協議会にも参加したハノイ代表のフー・ヴィエト・グエン氏は、現在の台北の変化に驚嘆し、また他の参加者もこの奇遇に感心していました。

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▲主催者は船内にアルミクラフトなどの体験活動を用意、海外からのゲストに台北ならではの文化を楽しんでもらった。
 
アジア観光促進協議会は、各都市間が共に協力し形成したネットワークを通じ、各都市の観光資源を結び、協力して対外PRを行い、欧米、太平洋、アジアなどから各会員都市へ観光客を呼び込み、観光の発展を促進させるためのものです。会員都市は、バンコク、デリー、ハノイ、ジャカルタ、クアラルンプール、マニラ、ソウル、台北、トムスク、そして東京です。
 
柯台北市長は、観光事業は「煙突のない工業」であり、観光旅行は経済的な面だけでなく世界各国の人々を互いにつなげていくと指摘します。それは、市長がこれまで一貫して主張してきた「交流の促進、善意の増加」に合致するものです。市長はより多くの旅行や善意が、人と人の間の理解を促進し、さらに世界平和をもたらしていくと考えているのです。
 
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▲ハノイ代表は台北市孔子廟外のかわいいサルの石像と「言わざる」のポーズ。

文 洪瑋君 写真 台北市観光伝播局提供
 

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