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台北観光サイト

信義公民会館と眷村文化公園_四四南村

アンカーポイント

発表日:2021-03-30

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信義公民会館
タイムトンネルをくぐって、四四南村で一昔前の台湾の生活ぶりをのぞいてみませんか。四四南村は、台北で初めて「眷村」と呼ばれる集合住宅が設けられた場所で、かつて四四兵工廠とよばれた工場の南側に位置することから、この名で呼ばれるようになりました。「眷村」とは、戦後に中華民国政府とともに台湾に渡った軍人とその家族が暮らした場所で、いわば国共内戦の遺物のような歴史的空間です。当時の台湾はまだ貧しく、軍人とその家族も質実剛健の精神のもと、狭く設備も簡単な住宅区で身を寄せ合って暮らしていました。台湾の各地に設けられた眷村は、時代の変遷と都市再開発の波の中、次第に区画整理の対象となり姿を消してゆきました。そのような流れのなか、四四南村の住民も1999年に全員転居し、残された建物も取り壊される予定でした。しかし眷村の生活の記憶や文化を残そうという文化人らの呼びかけを受け、保存運動が盛り上がり、この四四南村は当時の長屋の一角を残し、建物の一部は「信義公民会館」として再整備され、様々なイベントで使うことのできるオープンスペースとなりました。エリア内にはおしゃれ雑貨を売るショップやモダンなカフェ、資料館などが入っています。ここを訪れて、貧しく質素だった当時の生活に思いを馳せながら、リノベーションされた楽しい空間を味わってみましょう。なお、台湾ではここ数年、眷村のシンプルながらも味わい深い食文化を再現した眷村レストランがあちこちで人気を博しています。ここを参観した後、周辺の眷村レストランを訪れて、昔懐かしい庶民の味を体験するのもおもしろいですね。

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