発表日:2017-03-27
1586
素晴らしき読書生活
台北のおすすめ個性派書店9選
文 _ 游姿穎 写真 _ 施純泰
知識を深め、心を癒やしてくれる読書は、素晴らしいライフスタイルの一つと言えます。台北市には個性的な書店や読書スペースがたくさんあり、これらは社会的理念の発信拠点であったり、あるジャンルに特化した良書を扱う書店であったり、古い建物を刷新して生まれた空間のデザインと書物を同時に味わう場所であったりとさまざまですが、こうした場所では本との対話だけでなく、アイデアを発掘したり、社会や世界の脈動に触れたりすることができます。
▲ 古い建物で本と対話し、静かなひと時を楽しんでみてください。(写真/施純泰)
単なる書店ではなく
「本を売るだけの場所」という枠組みを越えた書店からは、多くの可能性が感じ取れます。日中に古本販売を営む店では、夜になると各分野の青年たちが思いのままにさまざまな思想をぶつけ合う発言の場になります。また、古い史跡を改築し、コーヒー、展覧、書籍が融合した文化サロンでは、作家やアーティスト、音楽家が次々と文化による革命を巻き起こしています。さらに、食材への理解を深めてもらう食育を通じ、小規模農家を支援し台湾の農業に貢献する場所となった書店もあります。
▲ 空間をうまく利用すれば、読書はライフスタイルの一つとなります。(写真/施純泰)
書店を取り巻く環境は厳しくなっていますが、逆転の発想で独自にセレクトした本の専門店をオープンした人もいます。旅行が大好きな友は、旅行への情熱を小さな書店に注ぎ込み、世界中の旅人に旅物語を伝えています。ある夫婦は次の世代にもっと楽しく英語を学んでほしいとの願いから、英語の絵本屋さんを開き、子どもたちの成長に寄り添っています。長年のミステリーファンはロマンチックな憧れを胸に、中古アイテムとミステリー作品を組み合わせ、ミステリーファンが知恵を絞る読書スペースを提供しています。
▲ 閲楽書店は穏やかな文化革命で読書の素晴らしさを伝えたいと願っています。(写真/施純泰)
読書に嬉しい驚きを
生む空間
台北市には物語の詰まった古い建築物がたくさんあり、そこに本が入れば最高の読書スペースとなります。日本風の宿舎を改築した公益図書館では隅々に静けさと居心地の良さが広がっていて、落ち着いて本との対話をするのにぴったりです。台湾初の西洋薬局は約100年の時を経て、お客さんと1920年代の良さを深く味わうレトロな書店に生まれ変わりました。歴史ある病院はコワーキングスペースと読書を結び付け、精選したアートとデザイン関連の書籍を抱える現代的なスペースとなり、デザイナーのオリジナリティーがここで生まれています。
▲ ミステリー、ノワール小説のファンなら偵探書屋でのお宝探しがお薦めです。(写真/施純泰)
書店はもはや本を売るだけの場所ではなく、ライフスタイルを体験し、新たな価値を生み出すスペースでもあります。台北で読書の素晴らしさを感じれば、いつでも多くの嬉しい驚きを発見できることでしょう。
台北のおすすめ個性派書店9選
文 _ 游姿穎 写真 _ 施純泰
知識を深め、心を癒やしてくれる読書は、素晴らしいライフスタイルの一つと言えます。台北市には個性的な書店や読書スペースがたくさんあり、これらは社会的理念の発信拠点であったり、あるジャンルに特化した良書を扱う書店であったり、古い建物を刷新して生まれた空間のデザインと書物を同時に味わう場所であったりとさまざまですが、こうした場所では本との対話だけでなく、アイデアを発掘したり、社会や世界の脈動に触れたりすることができます。
▲ 古い建物で本と対話し、静かなひと時を楽しんでみてください。(写真/施純泰)
単なる書店ではなく
「本を売るだけの場所」という枠組みを越えた書店からは、多くの可能性が感じ取れます。日中に古本販売を営む店では、夜になると各分野の青年たちが思いのままにさまざまな思想をぶつけ合う発言の場になります。また、古い史跡を改築し、コーヒー、展覧、書籍が融合した文化サロンでは、作家やアーティスト、音楽家が次々と文化による革命を巻き起こしています。さらに、食材への理解を深めてもらう食育を通じ、小規模農家を支援し台湾の農業に貢献する場所となった書店もあります。
▲ 空間をうまく利用すれば、読書はライフスタイルの一つとなります。(写真/施純泰)
書店を取り巻く環境は厳しくなっていますが、逆転の発想で独自にセレクトした本の専門店をオープンした人もいます。旅行が大好きな友は、旅行への情熱を小さな書店に注ぎ込み、世界中の旅人に旅物語を伝えています。ある夫婦は次の世代にもっと楽しく英語を学んでほしいとの願いから、英語の絵本屋さんを開き、子どもたちの成長に寄り添っています。長年のミステリーファンはロマンチックな憧れを胸に、中古アイテムとミステリー作品を組み合わせ、ミステリーファンが知恵を絞る読書スペースを提供しています。
▲ 閲楽書店は穏やかな文化革命で読書の素晴らしさを伝えたいと願っています。(写真/施純泰)
読書に嬉しい驚きを
生む空間
台北市には物語の詰まった古い建築物がたくさんあり、そこに本が入れば最高の読書スペースとなります。日本風の宿舎を改築した公益図書館では隅々に静けさと居心地の良さが広がっていて、落ち着いて本との対話をするのにぴったりです。台湾初の西洋薬局は約100年の時を経て、お客さんと1920年代の良さを深く味わうレトロな書店に生まれ変わりました。歴史ある病院はコワーキングスペースと読書を結び付け、精選したアートとデザイン関連の書籍を抱える現代的なスペースとなり、デザイナーのオリジナリティーがここで生まれています。
▲ ミステリー、ノワール小説のファンなら偵探書屋でのお宝探しがお薦めです。(写真/施純泰)
書店はもはや本を売るだけの場所ではなく、ライフスタイルを体験し、新たな価値を生み出すスペースでもあります。台北で読書の素晴らしさを感じれば、いつでも多くの嬉しい驚きを発見できることでしょう。
関連写真
:::
人気の記事
- TAIPEI Quarterly 2017 春季号 Vol.07
- 女子重量挙げ・許淑浄選手 (TAIPEI Quarterly 2017 春季号 Vol.07)
- 中正高グラウンドが 世界水準のウォームアップ場に (TAIPEI Quarterly 2017 春季号 Vol.07)
- 熊讃ブラボー宅にちょっとお邪魔 台北探索館特別展 (TAIPEI Quarterly 2017 春季号 Vol.07)
- 台北のおすすめ個性派書店9選 (TAIPEI Quarterly 2017 春季号 Vol.07)
- 書店で沸き立つ啓蒙運動 市民の発言の場に (TAIPEI Quarterly 2017 春季号 Vol.07)